低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

免震構造のひび割れ

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久し振りの更新です

更新も630回もなると目新しいものが無い時はなかなか更新する気が起こりません

2月は役所の年度末となりますので毎年ですがフロッグの売れ行きは良くなります

そして3月になると暇になります


今年は前にも紹介していましたがソフトボールウインドミルという投法に欠かせないスパイクシューズ

の補強したP革の特許がおりそうなのでそろそろ営業活動を開始したいと思っています

今は審査請求の段階なので春過ぎには動こうと思っています


どうなるのでしょうか、考案した製品には色々と問題がありそうなのですが製品づくりの中で改良したい

と思います。


今回は前に施工した免震構造の高層マンションのひび割れについての報告です


ご承知の事でしょうが免震構造は建物の基礎部分がそっくり動くようなシステムとなっています


写真のように基礎部分の柱の下は地盤が動けば同様に可動できるようなシステムとなっています

今回はこの柱と柱をつないでいる梁と側面の壁面にひび割れが発生しています


ひび割れはコンクリートに発生しているものですから他の構造物のひび割れとなんら変わりません


収縮によるものなのか微細な振動によるものかは解りませんが、我々の仕事はこのひび割れを固定して強

度を元通りにすることですからいつものようにフロッグで確実にエポキシ樹脂をひび割れの中に充填しま

す。


ひび割れは表面から奥の方までは決して一定のひび割れ幅ではありません

奥の方は狭くなっていたりもしくは大きな幅になっているかもしれません

ひび割れの中に確実に樹脂を充填するにはこのような変化しているひび割れ幅に対応できるように必ず

樹脂の中では一番柔らかい樹脂から注入を始めます

フロッグの中にその樹脂が無くなったら次はその次の硬さの樹脂を注ぎ足します

それでもすぐに樹脂がフロッグから無くなったら今度はその次の硬さ(マヨネーズ状)の樹脂を再度注ぎ足

します。


そうなのです樹脂の硬さとひび割れの幅には必ず適合性があるのです

1㎜幅のひび割れなら高粘度型(グリス状)が適合なのです


現場には少なくとも3種類の硬さの樹脂を持ち込むぐらいの気心が必要なのです


いつもいつも低粘度型の樹脂だけでは確実な仕事はできません