一般的には地下室で部屋を造る場合は壁面からの漏水対策として必ず二重壁とします
例えば壁面にひび割れができると地下室の場合は、殆どそのひび割れから地下水が内部に漏れてきます
その対策として外壁の壁面の内側に溝を造りその内側にブロックなどで壁を造っています
このような構造にしてしまうと,仮に壁面にひび割れが発生してそこから地下水が内部に侵入してきて
も水はその溝の中に溜まります
その溝に排水のための穴を開けて下のピット(釜場)に落とします
このような構造にしてしまえば地下水の侵入は室内へ流れ込むような事はありません
地下鉄も地下道も地下水の対策は殆どこのような構造で造られています
今回はこのような構造なのですが二重壁の基礎部分と床の間にひび割れが出来てそこから漏水しています
良くある事なのでご心配なく
フロッグで注入しますが、ひび割れている箇所は床とのコーナー部になります
フロッグはこのような箇所にも対応できるように台座を曲げる事ができます
台座を曲げる時にはバーナー等で熱すると曲りは戻りません
今回は注入後に更に可とう性エポキシ樹脂でそのコーナー部をシールしています
こんな風に二重に漏水対策の施工をすると安心です
来週もマンションのひび割れ注入です
