低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

タイルの浮き注入は変革が必要です

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タイルが躯体から剥がれて落下し、重大事故を起こしては大変な事です。

このようにタイルが剥がれてしまう事をタイルの浮き発生といいます。

この場合の注入工事はそれこそ緊急に迫った事故を防ぐという目的があります。

このようにタイルの浮き注入については昔からの方法がありますが、最近では少しその方法を変える事が
必要だと思います。

建物にタイルはどんな風にして接着させているのかを説明します。

次の3通りの方法がありますが最近は直貼りという方法です。
1,躯体にモルタルをつけてそして接着剤を塗布してタイルを貼り付ける。
2,コンクリート打設時に型枠にタイルを付けておいて打設時に一緒に貼り付ける。(PC版も含む)
3,躯体に直接接着剤を塗布してタイルを貼る直貼り工法

注入の施工の方法は以下のような方法があります。

穴を空けてから切り粉を除去してそしてエポキシ樹脂を注入してそして穴の中に全ネジピンを挿入して
穴の埋め戻しをして完了となります。

この方法が一般的な注入の方法ですが、最近ではタイルの真ん中に穴を空けてそしてその中に固定の  アンカーピンで固定してそして樹脂を注入するという方法が良く採用される方法となりました。

この方法は非常に安心できます。

 タイルと接着剤とそしてモルタルとコンクリート躯体を物理的にピンで固定してしまうからです。
 エポキシ樹脂はあくまでも補助的な考え方の方法です。
 見えないところで本当に接着しているのだろうかという心配も無くなりますね。
 一般的に言われている全ネジのピンを挿入する方法とは違いますので誤解のないように。

そこで問題なのは、最近の建物のタイルの接着の方法は直貼りという方法が主流になってきていますので今までの注入の方法で良いのだろうかと思います。

タイルから躯体までは僅かに15㎜程度の厚みに、40~50㎜長さのピンを挿入する意味があるのだろうかという疑問です。

固定用ピンならそれはそれで意味がありますが、単にネジを切っている全ネジピンは殆ど必要がないと思います。

最近は朝早くから現場で帰ってきたら風呂に入って飯食ってそしたらバタンキュウ・・・・。

つづきは あ・し・た・・・。