低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

県民性で違う低圧注入工法

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写真はマンションノ大規模改修のひび割れ注入の状況です。
この現場は埼玉県の東京への通勤圏にありますが、元請けは群馬県の建設会社です。

業界のなかで注入工事に興味がある方は知っていると思いますが、群馬県は何処の県よりも低圧注入工法については普及しています。

地元の中小の工務店でもひび割れ補修は低圧注入工法が不可欠と言います。

どうしてこんな風になったのかと聞くと、県市町村の建築課ではひび割れについては殆ど低圧注入工法を
かなり昔から指定しているそうで、いつの間にか普及したそうです。

この県は例えばBELCA(社団法人)で阪神の震災の経験から当時の建設省と協力して建物診断技術者の資格者の養成を行なった時にも、他県に先駆けて有資格者を指定していましたからこのような新しい事には大変熱心だと思います。

東京都もそんな風になると良いのですが、東京は他の都市と較べると職人さんのレベルは非常に多岐に渡っています。

例えばシーリング工事に付いての例でよく解りますが、超高層ビルのシーリング工事をするような高度な技術を持つた職人さんがいると思えば、見よう見真似の殆ど素人に近い職人さんも平気で仕事をしているような環境のところです。

地方の場合はそんなに下手な人をいきなり使う事はありません。
施工店でも例えば仕上げのヘラ押へは一年程度の経験ではさせません。
仕上げはベテランの職人が施工します。

地方都市の場合は技術が平均化しています。

群馬県の場合には注入技能士の証書の提出を求められる事がありますが、地元の東京では今までにそれはなかったような気がします。

東京は市場が大きいのでそんな事を気にしなくても仕事はあるのでしょうね。

地方都市で大型のマンションの大規模改修で塗装店、防水店から大きくなったような改修専門の会社で元請するような事は殆ど少ないですね。

大型の大規模改修工事は今回のように新築時に施工した建設会社が行っています。
そもそも自分で造ったのですから改修もわかり易いと思います。

地方の場合はそれだけ仕事量が少ないので新規店が入り込むにはなかなか厳しいのでしょうね。



話は変わりますが性(さが)についての話し

アメリカの童話らしいのですが、私も随分昔に聞いた話なので多少原作とは違っているのかも知れません。
 
  さそり(毒針注入の殺し屋)君の話し

『あぁー、遠くに見えるあのネオンの光の所には何があるんだろう・・』

川の傍の窪地で生まれ育った蠍は毎日、毎日、対岸の明かりを見てため息をついています。

『一度でいいからあの明るいネオンの所へいってみたいなぁ・・僕は一生こんな暗いところにいるのだろ うか』

 毎日、毎日、夜になると蠍は川岸に来てため息をついています。

『こんばんわー』

川の真ん中をすいすい泳いでいく蛙が挨拶をしてくれます。

ある日、いつものように川縁にいると、今日も蛙が川の中を上手に泳いで行くのが見えます。

『おーい、おーい、蛙さんお願いがあるのだけど』

蛙は警戒しながら近くまで来て

『なっ、何?』

『あのう、蛙さん、私を向こう岸まで背中に乗せてくれないかな』

『嫌ですよ、背中に乗せた途端あなたは私をその毒針で刺すでしょう』

『いえ、いえ、絶対にそんな事はしません、お願いですから・蛙さま・・』

『駄目です、僕の背中は柔らかくて刺されると死んでしまいます』

『蛙さん良く考えて下さいよ、私は泳げません、もしも途中であなたを刺してしまうと私も溺れてしまい ます。絶対にありえませんよ』

『そうですか・・・本当に大丈夫ですか・・』

気の優しい蛙は迷っていましたが。

『まぁ、同じ川で生まれた蠍さんだからいいかぁ・・』

『蛙さんありがとう、これで僕の長年の夢が叶うよ』

『背中は狭いから落ちないようにしっかり掴って』

『うん』

そして蛙は蠍を背中に乗せて対岸まで泳いで行きます。

川の真ん中まで来た時に突然!

『いっ、痛い・・・蠍さん私の背中を刺したね』

『あっ、ご、ごめんよ』

『くっ、苦しい・死んでしまうよ、どうして刺したの、僕が死ねば蠍さんも溺れて死んでしまうのに』

『そっ、そうなんです、僕も死ぬと解っているのです、でも、どうしても刺す事が止められないのです』

息も絶え絶えで沈みながら蛙さんは不思議そうに聞きます

『どうして・・?』

『蛙さん、本当にごめん、僕も死にたくはないのですが、これはどうしても止められない僕の性(さが) なのです・・・・・』


 僕の発明貧乏も性なのかい・・・もう懲りた筈なのに・・・。
  
 君の浮気も性なのかい・・・・もう懲りたと言ってなかった?・・。