低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れを放置したら塗布防水も・・

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写真は高層マンションですが、2年目に梁、笠木にひび割れが発生しています。

当然のことですが、この部分には新築時にウレタン防水材を塗布しています。

防水処理をしているのに何故?

施主も何故なのと不思議に思っています。

ウレタン防水材の粗悪品なのかと疑いますが・・・。

普通の常識では納得できない事だと思います。

下地のコンクリートが割れても問題がないようにゴム弾性を持つ防水材を施工しているのですから。

コンクリートが割れると一緒に防水材が切れてしまうのでは何の為の防水処理かわからなくなります。


そうなのです・・。

前回も報告しましたが防水材とか弾性タイルとかを塗布した後に下地のコンクリートがひび割れてくると

その部分にしっかり接着している材料は発生する動きに追従できないのです。

この現象について、詳しい事は前回の報告を見て欲しいのですが。

このような現象は殆どの建物で見られますが、ではこの現象には対策は無いのかと言えばそうではないと

思います。


ひび割れた時に注入によつてひび割れを固定するという対策も一つの方法です。

しかし、注入後にひび割れが再び成長してきた場合には残念ながらこの現象は防げません。

次の方法としては塗布、吹き付けをする材料のボリューム(厚み)を増やす事によって防げるのではない

かと思います。


この対策のデーターが公的にも当該メーカーにも無いようですが、私の経験ではひび割れた幅の10倍以上

の厚さがあればその動きにも対応できるのではないかと思います。

例えば、コンクリートのひび割れ幅が0.3㎜だとすれば防水材は3㎜以上の厚さがあればその動きに対応で

きるのではないかと思います。

ひび割れた箇所の防水材の応力はゼロですからコンクリートがひび割れた途端にその部分のウレタンは

0.3㎜は開いて切れるかもしれません。

0.3㎜切れると、塗布しているウレタンの厚みが0.5㎜程度だと時間経過と共に表面までは切れてしまうと

考えられます。

しかし厚みが3㎜もあると、下地に近いところが切れても表面まではなかなか到達はしないと思います。

ウレタン系の材料はせん断強度についてはそんなに弱くはありませんから、シリコーンのように一箇所が

傷を付くと簡単に裂けるような事もありません。

弾性の吹き付け仕上げ材も塗布防水のウレタンもボリュームを増やし厚く仕上げれば殆どは防げると思う

のです。

解決はできると思うのです。


でもね、現実は、ウレタン防水材は厚みがある程、高性能だとは先刻承知の事なのですが,一般的には

0.5㎜程度以内が施工の常識ですから、果たして価格との釣り合いでできるのかと言う疑問があります。

厚塗りするのなら途中に不織布を挟み込むような面倒な施工が必要ですし・・、

安くで便利がウレタン防水の特徴ですからね。

意識の改革が先かも知れませんね。



話は変わりますが、エチオピアソマリア武装組織に拉致され、開放された赤羽医師の事。

またかとうんざりしますね・・。

噂によると日本政府が1億円は身代金を支払ったようだとか。

長崎大学医学部は現地に拠点を持っていて医師を送り込んでいるとかの話ですが、日本国内の危急的医師

不足についてどう考えているのでしょうか。

地元の県内の五島列島の僻地では医師がいなくて困っていると言うではないですか。

薄っぺらな人道主義は考えて欲しいよね。

危険地域へ出かけていって医師の活動するのもその人の考え方なのでしょうが、何かあったら必ず日本政

府が動かなければいけません。

韓国では危険地域への入国は法律で禁止としているそうです・・・。

無視して自分勝手な理屈で指定されている危険な国へ行くと犯罪者となります。

自己責任だといっても国としてはそうですかとむざむざ殺されるのを放置出来る訳はありません。

少しは自分の国の事も考えて欲しいですね。

一億円で肉じゃがは何年間喰えると思うのだ・・。

長崎は私が生まれたところで、もしも長崎大学に進学できていれば僕の人生は大きく違っていたと思うの

ですが・・・・。