低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れからの漏水の庇

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このブログが終了して引っ越しとかの予定が伸びたようなので久しぶりに更新します

特に最近は訪問される方も毎日50人ぐらいの方達が訪問されますので更新しないのは失礼かと・・・


今回は築後10年のマンションです


玄関の庇にひび割れが発生してそのひび割れから雨水が天井から落ちてくるという苦情で今回はフロッグ

で注入工事をします


この玄関付近に他にも数か所のひび割れがあり過去には2度も補修工事を行ったようです


今回は三度目とか


今までの施工方法を見るとひび割れた個所にシーリング材を平たく塗り込んで補修をしています


ひび割れた個所にシーリング材とかウレタン防水を塗布しても殆どの場合は数年もするとひび割れが発生

して再度漏水してしまいます


ひび割れた隙間には湿気とか空気が常にありますから、温度によって暖かい方へ強く出ようとしますから

少々の塗り物では簡単にひび割れが発生します


真面目に補修を考えるなら低圧注入工法でひび割れの中に接着剤を充填してからウレタン防水などで仕上

げをするという方法が再発を無くす最善の方法なのです。


同じことを何度やっても結果は同じことなので手間と費用が掛かっても確実に一度で直せるという方法が

有るのですから最初から徹底して補修するという気持ちが大切だと思うのです。


施工は補修したシーリング材とウレタン防水を剥ぎ取りコンクリートのひび割れを現わしにします


ひび割れの上にフロッグを取り付けて仮止めシール材が硬化してからエポキシ樹脂の超低粘度型から注入

をします

今回は2箇所だけなので取り付けと仮止めシールは速乾性のシール材を使用します


今回は注入すると10分ぐらいで下の方から樹脂が漏れてきました


ひび割れの中の遊離石灰も押し出してきましたから白いものが天井面に付着しています


フロッグ工法は樹脂をトコロテンの押し出しのように押し出しますから下の方に漏れてきたとしてもひび

割れの中の樹脂が無くなるという事はありません。


一枚目の写真は前回の補修の様子

2枚目は下地を出してひび割れを確認してからフロッグを取り付けた様子

3枚目写真は注入後に仮止めシールそしてフロッグを撤去して変性シリコーンを塗って仕上げた様子

4枚目はひび割れから樹脂が漏れている様子


今日はトランプさんが明日東京に来るとかでこのマンションは日本橋近くにあるので途中の車は大混雑


明日は都内なら車での仕事はよした方がいいよ

両国あたりは通行止めになるのじゃないの・・・・・