切り付け部分(壁と床部分の接合部)からの漏水については非常に手間が掛かりますがフロッグを使うと確
実に止水ができます。
フロッグ導入路工法と名づけていますが、漏水している部分に溝を造りその部分にネットを装填してその
上にフロッグを取り付けてそして低圧注入を行ないます。
切り付け部分が濡れている場合は低粘度型の水中硬化型エポキシ樹脂を注入します。
施工の詳細は省きますが、この方法は切り付け部分のひび割れに必ずしも樹脂を注入出来なくとも表面の
部分に溝を造りますから、その中のネットにさえエポキシ樹脂が充填されていれば止水は完璧となります
ひび割れ幅が大きければ更に壁の奥のほうまで樹脂は侵入していきますから止水については二重の方法と
なります。
この工法で注意すべきはひび割れは(隙間)壁方向なのか床方向なのかを確実に調べる事が大切です。
今回の場合は床スラブに100㎜のコンクリートを後から打っているために外部からの雨水は切り付け部分
の下方向から漏水しています。
したがつて溝を切るのは下方向となります。
地下基礎部分の場合は床スラブにコンクリート、モルタルは殆ど付けませんから横方向(壁方向)に溝を造
ります。
このマンションは東京メトロの丸の内線の線路の直ぐ傍なのでひょっとすると振動による影響かも知れま
せん・・そんな事はないか。
地下鉄の丸の内線は地下からいきなり地上を走ったりするので私は好きな地下鉄ですが線路の傍の建物に
とっては迷惑でしょうか。
真っ暗な地下からいきなり緑が明るい外に出ると外の景色がより一層映えて見えます。
毎日通勤している人は満員でそれどころではありませんかな。
明日は土曜日だから電車は空いているので電車でこの現場に行きまっすう・・・。
駅前のマックで100円コーヒーを飲んでから行くぜよ。