今週はアメリカの施設の中の保育園のひび割れ補修です
築後の1年目での補修です
文化の違いなのでしょうか、思いやり予算の影響でしょうか、園内の温度は一定にしてあり、誰もいない
休日でもエアコンは年中、24時間中回り放しです。
建物の中は常に乾燥しています
1年目にしてこんなにひび割れているのはその乾燥の影響があるのかも知れません
作業中に親達の会議なのでしょうか色とりどりの顔の人達が集まってきました。
何かの決め事の会議なのでしょうか、誰かが発言すると全員でブーイングしたり、オー・・と言って拍手
をしたり・・・・。
明るいと言うかはっきりしているというか文化の違いをつくづく感じさせます
よくしゃべってうるさいのは日本の若いおばちゃんたちと一緒だぁ
内部の壁面はいわゆる太鼓張りなので片方から注入しても反対側に漏れ出すことはありません
遠慮なく注入ができます
子供達が触っても問題とならないように仕上げの注入(注ぎ足し注入)はエポキシ樹脂の硬化を早くして
います。
某メーカーの硬化剤と某メーカーの主剤を配合比を変えて混合すると、可使時間を僅か1時間にすること
ができます
そうなのです、注入して僅か1時間で仮止めシールとフロッグを撤去できるのです
そのエポキシ樹脂をJISの規定で引っ張り試験を行うと従来の製品と殆ど性能に変わりはありません
あまり人に勧められませんが、今回のように時間がない時に未硬化のままで子供達が触って怪我すること
を予想すると断然この方が良いと思います。
エポキシ樹脂は硬化してしまうと体にはなんの害もありませんが、硬化前の液体の時は強烈に影響があり
ます。
圧力が掛かっているフロッグを動かすと破裂してエポキシ樹脂が飛び散ってしまう場合があります
子供の目にでも入ってしまうと救急車で病院に運ぶしか方法はありません
事故は予想を超えるから起こるのです
もしもフロッグで事故が起きたら、それこそ・国際問題まではいかなくとも関係の方達ちはその対応で真
っ青になるでしょう。
なんにもなくて良かったのです。