低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

低圧注入工事を素人が施工する場合

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東北大震災以降、当ブログを通じて自宅の基礎部分のひび割れ補修についてのご相談があります

素人が自分の家のひび割れを直すことはできるのだろうかとの質問が多々あります。


このブログでは、国内で施工されている低圧注入工法の殆どの場合は兼業の職人さんがその工事を行って

いるという事に疑問を持って色々な問題点を報告しています。

例えば新幹線の橋梁だとか、高速道路の柱であったり、特に将来の重大事故に繋がる恐れの構造物であっ

てもその技能の証というものはまったく必要としていません。

更にはその施工についての結果の検査さえ確実なものはありません。


コンクリート構造物におけるひび割れの発生は、確かに直ちにその構造物が崩壊するというような緊急性

ではありませんが、それでも費用を使い施工するのならその工法を生業としている職人さんに施工しても

らうという事が自然だと思うのです。


普段の仕事は防水であるとか、コンクリートの雑工事であるとか・・このような職人さんが見よう見まね

で施工しいるのが今の低圧注入工法の現状なのです。


他の業種ではとても考えられない事なのですが、そうなってしまっているのです。


このことについて専門家を増やそうというのがこのブログの目的なのですが・・・。


さて、最初のご相談に戻りますが・・。

私は自信を持って言います。

自分の家ならばぜひ自分で、私の指示通りに施工すれば生半可な職人さんよりは確実に施工できます・・


低圧注入工事を生業にしている職人さんと兼業の職人さんとの違いは次のことがあります

1.色々な現場のひび割れを経験しているか
2.色々な硬さの樹脂等を在庫しているのか
3.仮止めシール材の使い分けが理解されているか
4.ひび割れから水が出ている場合の経験
5.仮止め材のシミ防止の材料の知識
6.各社の低圧注入器具の機能が理解されているか
7.ひび割れ幅と樹脂の硬さの適合性があることを知っているのか

等々

自宅の基礎部分のひび割れなら、こちらの指示通りに材料を揃え、そして指示通りに施工すれば殆ど施工

は確実となります。

経験している私の指示通りに、もしも間違ったらやり直しを繰り返せば、それはそれで、ほぼ確実に施工

できる筈です。



樹脂が漏れたり周辺を汚したりはしますが、少なくともひび割れの中に樹脂は確実に入れることはできま

す。

むしろ中途半端な職人さんよりは良いと思います。

材料は小分けができないものもありますから余る場合もあるでしょうが、なんならご近所の家も無償で

施工したらいかがでしょうか。


お金を貰ったら駄目です・・・。