低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れた建物の現調

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地震で発生したひび割れ補修工事の現地調査です。

この現地調査で価格の見積りと施工要領書を作成します。


ひび割れ幅が特に大きい箇所は施工時に判るように図面にその幅を書いておきます

そしてひび割れ幅が0.3㎜以上の場合は樹脂を注入すると、必ずその裏側に樹脂が溢れてきますから必ず

裏側の構造を記録しておきます。


昔の事ですが、大手製薬会社の工場の壁面のひび割れに注入した時に事前に室内を確認しなかったために

注入した樹脂が溢れて高価な絨毯をそっくり取り替えるという失敗があり、元請の建設会社には大変な迷

惑をかけてしまったことがありました。


絨毯があまりにも高価だったためにこちらの施工費用は要らないと監督には言ったのですが・・・

スーパーゼネコンの大らかさなのか『それとこれは別・・』とかでお咎めなしでした。

工場長の部屋とは知らなかったものね・・・。


こんな失敗を起こさないために必ず裏側の構造は確認すべきなのです。

特に雨漏りがするひび割れは、低圧工法で注入すると必ず樹脂も同じように内部へ漏れ出しますから。


気をつけてください。



また、この現地調査の時に施工時に用意する樹脂の種類を知ることもできます。

先導注入の超低粘度型は必ず必要ですが、その次に注ぎ足すひび割れ幅に適合した硬さの樹脂も判ります

必ず図面に記録しておくと便利です。




初めて訪問する時に建物などに大きなひび割れがあると何故か血が騒ぐ僕は、変なのでしょうか・・・。


血を鎮めて お・や・す・み・・・・・・。