今年に期待して開発した商品について報告しましょう
今回はひび割れ注入とは全く関係のない製品ですが時には他の業種を覗いても面白いのではないかと
写真の上はカラオケをうまく歌えるようにと考えた音程矯正練習機です
簡単に理屈を説明すると
人間が歌を歌う場合には伴奏を聞いてそれに合った音程で喉の筋肉を震わせて口から発声します
喉から発声した音を骨伝導(顔にある骨を伝って)によって耳に響かせて聞いた音と合わせて発声します
一般に歌の上手いと言われる人はこの骨伝導が優れているとも言われています
いわゆる音程が狂うという人はこの骨を伝わる音が弱いので耳に正確に伝わらないと言われています
昔、古い人は知っていると思いますが鶴田浩二と言う人が歌う時に耳に手のひらを当てて歌っている姿を
記憶していると思います。
この動作は骨伝導を良くするために耳付近を押さえていたのではと思います
この他に伴奏のメロディーを聞く時にそもそもその音程が下がるとか上がるとか少し違って聞こえる人も
いるようなのです。
今回の考案品はこの骨伝導から聞く音声と耳から聞く音声を補助しようと言うものなのです
この装置を付けて歌うと自分の発声した音が良く聞こえます
最近歌手が(イヤモニ)イヤホーンモニターをして歌っていますがこれの目的は大きな会場などでは伴奏
の音が反響で歌手の耳に遅れて聞こえて僅かに伴奏とずれるという事から使用しているようですが、歌手
によっては歌いやすい楽器の音をわかりやすく聞くためとも言われています。
考案品とはその目的は大きく違います
ではどれほど効果があるのかとかなりの人にモニターをお願いして試してみました
カラオケのDAMの精密採点を利用してその採点の差で効果を見たのです
その結果で判ったことは採点が80点以上の人は殆ど点数に変わりはなかったのです
採点が普段から70点程度の人は多少は良くなる人がいました
今回の依頼した人の中に60点とか70点以下の人がいなかったこともあり、極端に効果が出たという人は
ありませんでした。
ただ、みんなの意見の殆どはこれを付けると自分が上手になったように聞こえるという事でした
この製品の名前は『オンチー君』としようとか・・・・
試作はしたけれど具体的なことはまだまだ
次回は2件目のスパイクシューズです