低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

台風の翌日は忙しいのかなぁ

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写真はエポキシ系の仮止めシールの使用方法です。
速乾タイプのエポキシ系シール材は可使時間(固まるまでの使用できる時間)は10分程度なので面倒
でも器具の取り付けは一個づつ行ないます。

台座の上に三角状に盛り上げます。
そうすれば、ひび割れの上に押し付けた時に平均に広がります。
シールと台座回りはヘラで漏れないように確実にシールをします。

低圧注入は注入する側から液漏れを発生させた場合は、樹脂はひび割れの奥のほうには侵入はしま
せん。
不完全な注入工事となります。

圧力を掛けて樹脂を押し入れるのですから近くに隙間があれば全部そこから漏れてしまいます。

時々器具の傍から漏れているのに、ひび割れの中が一杯になったから漏れてきたのですなんてごまか
したような事を言う工事会社がありますが、満杯になればシールをしていない空気が抜けている裏側
に漏れていくはずでシールしている方に漏れるはずがありません。

こんな素人騙しみたいなことを平気で言うものだから注入はいい加減と言われるのです。

表側から漏れ出したらその部分を塞いでから再施工をします。
その際には漏れ出した器具からは注入をしないでその上と下の器具から余分に樹脂を入れてフォロー
します。

この速乾性のエポキシ系のシール材の場合は撤去する時には削り取る方法しかありません。
仕上げ材がしてあるような下地の場合は一緒に剥がしてしまいますから跡の処理は大変になります

エポキシ樹脂というものは接着強度は非常に強いのですが熱に対しては極端に弱いという性質があ
ります。
下地の仕上げ材を少しでも保護したいと言う場合には、下地に影響しない程度の熱を掛けると簡単
に取る事ができます。
完璧とはいきませんかかなりの効果はありますよ。

でも下地を生かすつもりなら剥離性のシール材を使った方が良いと思います。

今日は台風ですが強い風で雨水を壁面に叩きつけると微細なひび割れの場合でも内部に侵入してい
きます。
外部の気圧と室内の気圧が違ってくると雨水は室内に吸い込まれていきます。
台風は天然の低圧注入工事です。

明日は忙しいかな。

台風については昔の台風の方が強力だったような気がするのは私だけでしょうか。
必ず停電になったり、過ぎた跡にはそこらじゅうの看板が落ちていて、街路樹が倒れていたり、電信
柱が折れていたり、瓦がとんできたりで・・・。

防災対策がいいのでしょうね。
今は、停電なんてしないもんね。
必ずローソクは各家庭で用意していて子供の僕達は台風が来ると言うとなんだかうきうきしていたも
んだけどね。

ローソクの中で見る姉達の顔が異常に怖くて。
どちらにしても何処の家庭でもいつも家族全員でいたから、台風でも大雨でも楽しかった思い出だけが
残っていますね。

大家族が一緒に生活するのが一番人間らしい生活なのかな。
家族はいつも一緒と言う生活しか知らなかった頃が一番良かったのかも・・・ね。