低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

倉庫の中にひび割れから漏水の場合

 

 

 

 

 

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世間はコロナ騒ぎで大変ですが、たまたま私の方はこの期間はひび割れ補修で仕事です

今回は引渡し間もない鉄骨3階建ての事務所兼倉庫ですがこの倉庫は某放送局の現地放映の貴重な中継車の保管場所となっています

この倉庫の基礎部分のひび割れから雨水が入り込み大切なものが濡れるのではないかとの苦情で補修工事に入っています

 

この倉庫にはなんだか機密事項が多くて簡単には入れないようです

 

ひび割れの中にエポキシ樹脂を注入して外部から雨水が侵入していた個所を密封して防水をし更にこの部分は建物の基礎となっていますからコンクリートよりも引張強度に優れるエポキシ樹脂を充填してひび割れる前の強度に戻します

 

屋内は外側よりも下にありますから屋内の基礎の高さは1mもありますが外は0.5mしか高さはありません。

低圧注入は貫通している場合はどちら側も封をしてしまうと樹脂は必ずしも扇型に広がりませんからできるなら今回のように外側に樹脂を漏らすようにします

そうすると低圧で押された樹脂は広くひび割れの中で広がってくれるのです

注入した樹脂が内部から外側に漏れて外側を汚れますが注入の目的からすればどちらかをフリーにして汚れても後から何とか処理をする方法がベストだと我々はこのような方法を取ります

 

最初に塗布しているのはシール材の汚染と漏れたエポキシ樹脂でコンクリートを汚さないために汚染防止剤を塗っています

この汚染防止剤の存在を知る人は殆どいないのではと思います

注入は汚れるのが当たり前と思っている方は間違っていますよ

汚さなければ跡の補修が無くて済みますからいいに決まっています

 

この汚染防止剤は私が勤務していたゴムメーカーにいた時に若い技術者にテーマを持つてもらって開発したものです

知っている人はその当時に同じ社員だった人達だけかもしれませんね

 

外側の汚れは最後にコンクリート補強材を塗布しています

汚れは殆ど気にならない程度になります

 

町は車も人も少なくて不思議な気がします

2日からの連休は6日までテナントビルのひび割れ補修です

 

入居している店も休みに入っていますからこちらは仕事がスムーズに行きそうです