我々のコンクリートのひび割れ注入工事は殆どは建物の外から施工しますが内部の仕上げが躯体に直接塗装でひび割れが現わせるならエアコンの効いた室内での作業が出来ます
去年に入居されたテナントさんがコロナ禍のせいでしょうか退去されました
普通の場合は床から壁のクロスまでを借りる前の形で退去なのですが色々と事情があるのでしょうかスケルトン状態ではありません
ひび割れから漏水している個所が多くあります
ひび割れた個所には寒冷紗を貼ってパテ処理をして塗装で仕上げてあります
この内装をしたのは一年前に入居した時だとか
その時にも確か何か所か注入したと記憶していますが
ひび割れを甘く見てはいけません
躯体にひび割れが発生するとひび割れた中に常に空気とか湿気が行き来しますからパテ程度ではすぐに膨れて剥がれてしまいます
特に今回は雨水がその個所から漏水していたとかで表面の塗装が剥がれています
今回の処理は雨水が漏れてきていた内側のひび割れから雨水と逆に内側からエポキシ樹脂を注入して表側に漏れるまで注入します
この様な場合は一般的には外部に足場を掛けるとかゴンドラ等で外部のひび割れた個所を修理しますが我々のように低圧注入工事の場合はひび割れた個所に雨水が入ってきたのなら入ってきた個所から圧力を掛けて樹脂を外側に押し入れます
そうなのですこの方法は確実に漏水処理ができるのです
但し漏水がひび割れでなくサッシ周りのシーリング材などが原因の場合は場所によっては外部からしかできない所もあります
室内に雨水が侵入してきた場合には必ずしも外部に足場を掛けてしなくてはという事はありません
コンクリートのひび割れからの漏水なら内部からでもできるという事です
前回の工事は外気温度が37°cもありましたから今回は天国で工事をしているようなものでした
天国に行っても工事をするのかってかぁ・・・・・
建物は新宿御苑のすぐそばのビルですが普段よりも歩いている人が少ないのはビックリです