7月の炎天下の中で大型倉庫の基礎部分の外部と内部のひび割れ補修工事です
この倉庫はスーパーなどに納入する飲料水とか食品が殆どなので倉庫の中は乾燥して清潔な事が大切だそうです
風の強い雨天の日に基礎のひび割れから雨水が侵入してきて内部の床に水が溜まって湿気が多くなるそうです
一般的にコンクリートに発生する微細なひび割れは普通の風のない雨の場合はひび割れの中に雨水は殆ど侵入しません
しかし台風のように風が強くて雨が降ると外部と屋内の気圧の差が発生しますから微細なひび割れでもどんどん雨水は屋内へ吸い込まれていきます
台風の時にひび割れた個所を観察すると面白いように壁を伝わってきた水滴がひび割れの中に入っていくのを見ることができます
上から三番目の写真は注入する時には見えなかったひび割れですがひび割れの中の樹脂に圧力が掛ってくると見えなかった微細な(0.05㎜程度)ひび割れからも隙間を見つけて樹脂は出てきます
壁面は汚したくは無いのですが比較的古い建物で複雑なひび割れの建物の場合はこのような所から樹脂が漏れてきます
フロッグ工法は時間をかけて注入しますから隙間と言う隙間に樹脂は入り込んでいくのです
汚れた個所はセメントと樹脂を混合した補強材を塗布すると時間が経過すると殆ど汚れが目立たなくなります
現場は地方都市にありますから皆で泊りで工事をしたのですが、昨年のように打ち上げて皆で飲むという事もホテルでの夕食もおしゃべりなしで食べますから味気ない出張でした。
ホテルの朝食は弁当でした・・・・朝から弁当は向かないよね