低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

C02を減らそうと言うのに富士山の麓は煙突から大量の煙か゜・・

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昨年の暮れに新築マンションのひび割れ補修を依頼されて取りあえず、あわただしく注入だけしましたが仕上げのクロス貼りはお正月に間に合ったのでしょうか。

いわゆる瑕疵補償の工事なので建設会社の方もお施主さんも色々と大変だったと思います。

昨年の暮れのブログの中に、ひび割れの低圧樹脂注入工事は圧倒的に今回のような引渡し直後のマンションのひび割れ補修が多いとの話しを書きましたが、私の場合も今年の1月には3件の見積もりがきています。

低圧注入工事は今のままの公共事業の発注の状態であれば、その需要先はこのようなマンションの瑕疵工事が益々顕著になると思いますね。

例え今後、政権が変わったとしても過去のような土建国家には戻らないでしょうから、ひび割れ注入工事というものはこのようなマンションのしかも引渡し直後の瑕疵補償工事が主体となるでしょうね。

だからといって10年単位で行なうようなマンションの大規模改修では低圧注入工法は高価などの理由で使わないのですから理解しにくいですね。

つまりこういう事なのでしょう。
施主から高価でも確実なもので補修しないと裁判でさらに補償させるよなどと強く言われればこの工法を採用すると言う事なのでしょう。

施主が知識不足で、さらに建設会社もいい加減だったりすると、ひび割れの上にパテを塗って完了としたり、ひび割れた部分にドリルで穴を空けてクリスポンプで注入するというような殆ど効果のない注入方法をする物件もあるようですからまだまだ低圧注入の普及には程遠いと言う事でしょうか。

ついでに室内での施工についての注意点を書いておきます
マンションの室内のひび割れ注入には外部の工事現場で行なうのとはその施工方法とか服装などは違うと言う風に思った方がいいと思います。

新築のマンションの場合には比較的若い夫婦が多いせいもあり子供、赤ちゃんがいますので樹脂の匂いには事前に説明しておく必要があります。
特にエポキシ樹脂は人によっては喘息の原因となる要因の樹脂が含まれていますから換気等には配慮すべきです。
そして養生期間に子供が器具などを触る場合がありますので必ずマスカーなどで養生しておくべきです。
そして服装は清潔なよごれていないものと靴下は必ず新しい物を履いていくことです。

なにかの時に靴下の裏が見えて汚れていると住んでいる人にとっては厭なものです。

 話は今年も途中で変わりますが

お正月の2日に新幹線に乗って名古屋の実家まで帰ったのですが品川付近から珍しく富士山がくっきりと見えたのです。
お正月なので空気が澄んでいたのでしょうね。

時々途切れますが富士の裾野まではくっきりと見えたのですが肝心の裾野の富士市に入ると途端にくすんでいます。
製紙会社の煙突から遠慮も無く大量の煙が出ているのです。
風の無い晴天の日に10本ぐらいの煙突から大量に出ているものだから煙が滞留していて曇りのようになっているのです。

今世界中でCO2を減らそうと言っているのにこの無神経さはなんでしょう。
この製紙工場は港に排水を垂れ流ししてヘドロを溜めてしまって社会問題となった事については忘れたのかな。

一時期煙突からの煙については広範囲に亘る公害ということで色々と規制が出来て煙突からの煙は殆ど見なくなったと思っていましたがこの地区は70年代のような風景です。

今はお正月の神社、お寺さえお飾りを燃やす事も少なくなってきたと言うのに・・・。
富士市の人はこの匂い(新幹線の中まで匂うよ)と煙によく我慢しているなぁと思います。