低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

歴史ある資料館のひび割れ注入はフロッグで

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写真は水道資料館のひび割れ注入工事の様子です。

木質の窓枠からアルミ製に交換した時にモルタルで付け足した箇所にひび割れが発生して漏水している状態です。

壁面は漆喰壁にクロスで仕上げられています。
長年の漏水と湿気でカビが発生しています。

ひび割れた箇所にフロッグでエポキシ樹脂の注入です。

漆喰と躯体の間に隙間が出来て、いわゆる浮いている部分にもフロッグで注入します。

接着が弱い漆喰壁に強い圧力の注入では益々剥がれてしまいますのでフロッグの低圧で注入します。

下の写真は今回出来上がった床用のフロッグなのですが壁に使った場合の性能をついでに施工している状態です。
今回の器具は注入完了後(空気圧が小さくなった時の)に器具の中に樹脂が殆ど残らないような仕様としていますが、実際はどれくらい樹脂が残るのかテストしています。

この後に見ると樹脂は殆ど残っていなかったので机上の設計どおりだと満足です。

こんな高機能なのにどうして君達は使ってくれないのだ・・・・・。

でもこんな風に自分で施工しているとこんなに贅沢な事はないなと自分で感心しています。

低圧注入器具はこんな風になっていれば良いとか、色々と考えの付く限り考えて創り上げた物を自分で実際に施工するのですから贅沢はこの上にないと思います。

どうして贅沢かと言うと自動車の場合に例えれば

デザインは好みの形にして駆動のエンジンはこれぐらいのパワーにしてそして水中でも動いて更には少しは空中に浮いて・・・などなどの思いつく限りのアイディアを組み込んで、そして莫大なお金を掛けて創り上げて、その車を普段の通勤に使うようなそんな風な感覚なのであります。

あまりにもマニアックな話しなので解ってもらえないでしょうね。

今日は久し振りに暖かい日でした。
工事の方も新型のフロッグもまずまずの出来です。

早く普及して欲しい物です。
いい仕事をすれば気分も少しは晴れます。

暖かいと仕事には良いのですが、雪がなくなると思うと焦ります。