低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

低圧樹脂注入器具フロッグの技術移転が掲載されたよ

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フロッグの技術移転等を考えて『りそな中小企業振興財団』の移転情報誌に先月末に掲載をしてもらいました。

フロッグの特許を利用したい会社、もしくは共同開発を希望する企業に広く呼びかけて貰えるそうです。

むろん特許そのものを買い取りたい企業も対象となっています。

アメリカ、ヨーロッパではこのような特許の売り買い、その商品の共同経営などは良くある事らしいのですが日本では殆どそのような事業はないそうです。

日本の企業は特許権に対しては評価が低くその特許に対して抵触しない程度の真似をするのが評価されるのだそうです。
侵害の賠償金が少ないせいなのかも知れませんね。

欲しい特許があっても抵触しない程度の真似た製品を造る事が技術者の能力として評価されるのでしょうね。

ものづくりの工業立国なのに情けないですね。

りそな振興財団に頑張ってもらって将来はアメリカのように頻繁に知的財産の売り買いが盛んになり、その事業そのものが成り立つようになると良いと思います。


今回の掲載はフロッグを早い時期に市場に広げその性能を一時でも早く利用してもらいたい事と周辺の部材の開発を進めたいと言う理由からなのですが、私一人の力ではなかなか市場は広がりませんしね。

そして計画している関連の商品開発はこのままではとても出来上がりそうにはないのです。

今、取り組んでもらっている大手の販売会社などがその対象としては一番良いのでしょうが、メーカーではないので低圧樹脂注入に関連した周辺の部材の開発が出来ないのではと思います。

安くて優れた製品であっても直ぐには市場に浸透していかないというじれったさが、こんな風に他人の力を借りたいと思うのです。

耐久消費材などのように一般に広く使われている製品ならその普及は早いのでしょうが、フロッグのように現場の職人さん達に使われる商品は知れ渡る時間と使い慣れの問題などがありなかなか思うようには進みません。

よく言われますがこのような新製品の普及には臨界点というものがあり、その臨界点までに達すると後は爆発的に売れていくのではなどと・・・。

一体いつなのだその臨界点とやらは。

どちらにしても長期戦、のんびり構えなければと最近はいらいらを通り越して我慢の境地です。