低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

戸建住宅の布基礎のひび割れは内側からの低圧注入がベスト

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岩手・宮城内陸地震の被災者の方にお見舞い申し上げます。

色々な出来事が目まぐるしく起こりますが自分の番はいつなのかと不安になります。
どんな事件、出来事も自分の事として見ると、写された方々の気持ちが少しは理解できます。

負けないで頑張って早く元の静かな生活を取り戻して欲しいと思います。


写真は木造2階建ての布基礎のひび割れに外側からと内部から注入している状況です。

布基礎の場合は表側は補修モルタルが施してありますから、ひび割れの幅は表側と内側では違っています。

本来のひび割れの大きさはコンクリート面の内側の方が正しいのです。

殆どの場合は表側が小さく、裏側が大きくなっています。

樹脂の適合性を知るにはめんどうでも床下にもぐって調べることを薦めます。

そして床下に入れない場合は写真のように表から注入しますが、床下で注入作業が出来るのなら必ず内側から注入して欲しいのです。

この布基礎の注入は漏水の補修ではなく、コンクリートのひび割れた箇所の補強ですから樹脂は裏側、あるいは表側に必ず漏れるまでの注入が必要です。

標準的な施工の方法は裏側から注入する場合も表側に樹脂が漏れないように仮止めシールを施工します。

そして確認の為にフロッグを取り付けておくと到達した時に樹脂が廻ってくるのが確認できます。
しかも、この方法だと表側に樹脂が漏れてこないので基礎部分をあまり汚しません。

但し、仮止シールのブリードによるシミはどうしても残りますが。

そして内側の仮止めシールとフロッグは剥がす必要はありません。
邪魔にはならないしそのままの方が良いのです。

猫、ねずみ君たちの遊び道具になるかも知れないし。

この床下からの仕事はきついですね。
移動も、注入も暗い中を寝転がってしますからそれは大変です。

暗い中を腹ばいになって進んでいると角の所に光っているものが二つ・・・。
ねずみ君が怒っていました。

縄張りを荒らされたと怒っているようです。
地震になった時に君が潰されないように・・と言ってもわからないでしょうね。

いつか暇な時にねずみ語を勉強するよ・・・。