低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

確実な低圧注入の方法はこんな風に

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確実な低圧樹脂注入の施工はこのようにして欲しいのです。

この工法の目的はひび割れの中に接着剤(エポキシ樹脂)を充填してひび割れを固定する事にあります

一般にはコンクリートの引張り強度は40~50㎏/cm2ですが、注入するエポキシ樹脂は種類によっては違いますがその強度は約70~90㎏/cm2です。

コンクリートの強度の倍程の強さを持つた接着剤を充填しますから、確実に注入をするとその部分は他の箇所と同じ強度になるか、もしくは遥かに強くなります。

ひび割れの中に確実にエポキシ樹脂を入れるには、圧力が掛かった樹脂を洩れなくスムーズに内部へ侵入
させるという基本的なことを忘れないようにして施工して下さい。

そしてひび割れの幅と樹脂の硬さは適合性がある事を知って下さい。

0.1㎜幅のひび割れには超低粘度の樹脂の柔らかさで無ければ決して侵入はしていきません。
低粘度の樹脂では硬すぎてひび割れの中には侵入はしません。

侵入しないからといって低圧器具の圧力を上げてもまず入る事はありません。

ひび割れの幅と適合樹脂の種類かわからなければ、何も慌てなくてもいいですよ。

超低粘度から注入して次に低粘度を入れてそして中粘度の樹脂をいれる、というように順番に入れていけば良いのです。

低圧器具のなかの樹脂が直ぐになくなってしまう場合は柔らかすぎると判断して間違いなし。
樹脂がなかなか減っていかないけど20~60分もするとなくなってしまうというのは適合している硬さと考えて間違いはなし。

最初の写真は剥離性の仮止めシールをコーキングガンにて施工している様子です。
フロッグの取り付けるところは丸くしておきます。

このときの注意は、施工前にひび割れを皮スキなどでこすらない。
微細なひび割れは擦ったり削ったりするとひび割れの表面が詰まってしまうのだ。

殆どの器具のメーカーのカタログを見ると皮スキ等で削るなんて書いてありますが、実際にやったのかとと言いたくなります。

余程の大きなひび割れなら多少削ってもいいのでしょうが0.4㎜以下となるとまず駄目です。

表面のゴミを取るにはダンボールを小さく切って団扇で叩くようにひび割れを叩くと驚くなよ、ひび割れがくっきり見えやすくなるよ。

次の写真はフロッグを丸いところに押さえつけている様子です。
押えると丸い仮止めシールはフロッグの台座の下でだんだん小さくなっていきますが、ひび割れが潰れない程度にできるだけ小さくするのが要領です。(小さいほど洩れないのです)

隙間はひび割れの幅程度にあれば充分なのです。

次の写真は仮止めシールをヘラで押さえる作業です。
この工程は注入する樹脂の漏れを防ぐ大切な作業です。
この工程をしない職人もいるようですが、それは対価に値しなくなりますよ。

注入はこの仮止めシールの樹脂が硬化してから行ないます。

たいていは翌日に行ないます。

硬化促進剤を入れて3時間後にはできますが、理想的には10時間以上は置いてからゆっくりしましょう。

次は注入です。

最初は超低粘度の樹脂から入れていきます。
殆どの樹脂メーカーでは超低粘度タイプは主剤と硬化剤の配合比は3:1です。

直ちに減っていく場合は低粘度の樹脂を追加注入します。
低粘度タイプの配合比は2;1です。配合比を間違わないように注意。

更にまだすくに減っていくなら今度は中粘度(マヨネーズ状)の追加注入を行ないます。
ひび割れ幅が0.6㎜程度の場合は必要ですね。

硬いものを入れないと柔らかいとせっかく入れた樹脂が下に流れてしまうのです。
ひび割れの中で留まってくれないと目的は達せられません。

絶対に駄目な事

注入を始めたら直ぐに樹脂が漏れ出す事。

洩れているのに平気で注入する人がいますが、残念ながらまずひび割れの中には入りません。
押された樹脂はより抵抗の少ない所を探して出てきますから、何度追加注入しても決してひび割れの中には入りません。

こんな場合の対策は洩れてきた器具は諦めて、隣の器具から余分に注入してフォローする。

隣から入れて洩れている器具に樹脂が伝わってきたらフォローできたと確認する。

だから追加注入の機能がない器具は駄目ですよと言うのです。

こんな問題点を何度もいっても注射器タイプのメーカーは 売れているからいいじゃないかと・・

そうなんですね。

売れているのですからしょうがないんですよね。私もそう思います。


話は変わります。

星野ジャパンは負けてしまいましたね。

かって彼が中日ドラゴンズの監督だった頃に、当時のキャッチャーだった中村選手をエラーをしたからといって殴った事がありました。

中村選手本人はまさか鼻血が出ているとは知らずにベンチに戻ったらテレビにアツプで写った事がありました。

星野監督は野球は格闘技と訳のわからない事を言ったり、負けたら扇風機を壊したり、ロッカーを蹴飛ばしたり・・。

単に自己中心的な自己顕示欲の強いだけの人間。

マスコミはそれを闘将というのだけれど、今回の敗戦は本人の為にも日本の野球界にも良かったのではないかと思います。

江本評論家が言うように負けた原因は彼を監督にした事だと言っていましたが、今時、坊主頭にして反省するようなチームの雰囲気を作ってしまうような監督は確かに駄目でしたね。

選手をその気にさせて伸び伸びさせるような監督だったら頭なんか坊主にしないと思いますね。
今は亡くなったオリックスの仰監督だったら負けても選手達も明るいだろうなとおもいますね。

星野ファンの人にはゴメン。

会社にもいるでしょう、実績は殆ど無いのにパフォーマンスで出世する奴・・良く似ているよ。