低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

年末年始は地下鉄駅舎の工事です

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上の写真は駅舎の2階ですが階下は改札口と通路となります。

東京の地下鉄の場合は天井を剥がしたら部品等の落下防止の為に保護ネットを張り巡らせます。

今回ほど仕事に不安と神経を使った現場はあまりありません。

注入したのは床のスラブのひび割れですが仕事そのものは単純で作業もやり易かったのですが、一番の
不安は階下の改札口及び通路に注入した樹脂が漏れるのではないかという不安です。

作業開始は深夜の終電車が終わってからですが、作業終了は始発電車の1時間前となっています。

この僅かな時間に確実に注入しますが、問題は始発電車が来たら絶対にひび割れから液の漏れ出しはしてはならない事なのです。

当然ネットの上にフィルムで養生はしていますが・・・・。

それでも不安なのです。

一滴でも階下に落とす事は許されない事なのです。

そこでこの短時間に注入を完了するには次の方法を取りました。

硬化が遅い超低粘度の樹脂には硬化を早める為に湯せんをして樹脂を暖めたのです。

2時間でゲル化まで硬化するように調整をしたのです。

そして樹脂の注入も必要量の90%程度で我慢したのです。

更に始発電車が来るまで天井をネットの下から監視していたのです。

おかげ様で年末はなんの事故も無く無事に注入を終える事ができました。

あぁー疲れましたね。

何んにも無くて幸せ・・・・。

昼と夜は逆さまになるしあわただしいし・・・・・。



今年は初詣に行かなかったので、神様だか仏様が怒るのではないかと。

今年は久し振りに高崎の少林寺のダルマ市に祈願の詣でをしましょう。

私の家にあるダルマさんも故郷に帰りたいだろうし・・お礼参りに行くつもりです。

今年こそはフロッグの販売が順調でありますようにと祈願してきます。