低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

コールドジョイントの隙間は低圧注入で

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写真はコンクリート打設時のコールドジョイントのひび割れにフロッグで注入している様子です。

今日からこの現場に入っています。

米軍の基地の中の建物です。

建物については詳しくは言えませんが、兎に角、戦闘機のジェットエンジンのテストなのかすごい音で

す。

あまりにうるさいからエンジンの空ふかしは止めて下さいと言いたいのですが、残念ながら英語が喋れま

せん。

ディス、イズア、フカシカラ、ノオ・・ok でどうだい。

基地の中は治外法権なので変な事を言ってライフル銃で撃たれても日本人ではどうしょうも無いらしい。

言わなくて良かったのだ・・。



コールドジョイントと言う言葉は一般の方はあまり馴染まない言葉だと思います。

型枠の中に生コンを流し込んで建物の形に打設するのですが、生コンが足らなくなったりして時間が経過

して既に少し固まってから、再び注ぎ足しの生コンを流し込んだ場合に発生する継ぎ目の事なのです。

コールドジョイントの場合は写真のように斜めになったり半円形になったり直線になるような事は少ない

ようです。

この部分は巣穴が出来やすく隙間がある場合が殆どです。

この部分をそのままノロ(薄いモルタル)で補修してタイルなどで仕上げてしまうと殆どの場合にはその
 
部分がひび割れてきます。

今回のように事前に隙間に注入するのは当然の処理だと思います。

お金が掛かり,めんどうだしそして時間も無いと言う現場では処理をしないのですが、でも結局は引渡し

後の瑕疵工事となる場合が多いですね。


この建物の場合はコンクリートの厚さが400㎜もありますからなかなか内側には樹脂が出てきません。

明日になったら滲み出しているとは思うのですが・・。

ひび割れ幅ははっきりとは見えませんが巣穴に向かってフロッグを取り付けていますからある程度入って

からは樹脂の進みはあまりスムースではありません。

充填には時間がかかりそうです。

エポキシ樹脂は超低粘度型のみで注入しています。

明日はフロッグと仮止めシールを撤去する予定ですが、最近は温度が低い為にエポキシ樹脂は1日ではな

かなか硬化してくれません。

明日は雪だと言うしお昼頃から仕事にかかるのが良いと思う。

うん、そうしょう・・。

チコクスルノダァ・・ok?