低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

低圧注入の樹脂はこんな風に侵入します

イメージ 1

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写真の画題は隙間を0.2㎜として樹脂は超低粘度型をフロッグで注入している状況です。

床の場合を想定しています。

エポキシ樹脂には白い顔料を混ぜています。

最初の写真は注入を始めて5分経過です。

次の写真はその後20分経過しています。

前回も報告していますが樹脂注入の場合は、この写真のように注入された樹脂は必ず円形に広がっていきます。

何故扇型になるのかは文献等には載っていませんが、常識的な判断では樹脂に抵抗があるからだと思います。

波のない池に石を落とすと必ず波紋は丸く広がります。

この現象と同じだと思います。

ひび割れの一点から樹脂を注入すると隙間の中に樹脂は必ずこのように広がるのです。

前回も報告していますが、ひび割れ幅と侵入する樹脂の硬さとの適合性が合っていればひび割れの中にこのような形のまま留まって固まります。

もしもひび割れ幅に対して樹脂が柔らかすぎるとこの形は時間と共に下のほうに流れ出して変形してしまいます。

ひび割れ幅に対して樹脂が硬すぎると今度はひび割れの中には樹脂が進入出来ません。

この実験を見ると如何にひび割れ幅と樹脂の硬さの適合性が大切だと言う事が解ります。

コンクリート構造物のひび割れ幅はこの画題のように決して一定ではありません。

ひび割れ幅に適合するか否かは柔らかい樹脂から順番に硬い樹脂を入れていかなければ解りようがありません。

順番に樹脂を入れていくと適合になると器具の中の樹脂は抵抗を受けて樹脂の減り具合が時間が掛かってきます。

こんな場合が適合しているという状態なのです。

注入しても器具の中の樹脂が直ちに減っていく場合は柔らかすぎて流下しているのです。

また、入れた途端に器具の中の樹脂が全く減らない場合は樹脂が硬すぎるのです。

一度硬い樹脂を入れてしまうともうどんな事をしても決して樹脂はひび割れの中には入っていきません

慌てて柔らかい樹脂を入れてももう手遅れなのです。

だから言うのです。

最初は必ず超低粘度型の柔らかい樹脂からいれて、そして器具の中の樹脂の動きの様子を見てから注ぎ足

しをしなければ確実な注入は出来ないというのです。

注射器タイプのようにこの樹脂の注ぎ足しが元々出来ない構造のものは注入が不確実になるというのです

このような理屈が解って注入をしている人が少ないのがこの仕事の不確実性と言われる所以なのでしょうね。

あと何年経てば注ぎ足しが出来ない低圧注入器具は淘汰されるのでしょうか。

公的な機関の担当者がもう少し勉強してくれれば直ちに淘汰されるのですが・・・。



話は変わりますが

政治資金規正法が決まったのは随分昔の事だったと思います。

本来は政治家がお金を貰って便宜供与をしないようにすると言う事の法案だったのですが、その時に当時の社会党など野党がさかんにザル法だと反対していましたが。

企業が政治家個人に資金を寄付するのは便宜供与の恐れがあるから禁止とする、企業から政党にはオープンとなるから良しとしょう。

更に個人もしくは政治団体からの寄付はオープンにすればよし・・・。

こんな風に規正法を決めてしまったものだから企業の社員もしくは数人が政治団体として届けを出して政治家に寄付する事も規制法違反にならないという理屈になってしまう。

小沢党首はこのことを主張しているので政治資金規正法に乗っ取っていると言っている。

小沢党首側の請求書が西松建設にあった等と言われていますが、仮にあったとしても実際にお金が入って

きたのは政治団体からなので果たして違反と言えるのだろうかと素人ながら考え込みます。

法律の解釈はその根源の思想ではなく表現によって図るものですから、そのためのザルほうなのですから

取り締まれないと思うけど。

検察側が供与の証拠を持っているのならアウトですが。

民度の低い国民の場合は警察、検察、役人は正義の味方と思っている人が多いので、例え国策によるでっ

ちあげ事件だとしても逮捕される方が悪と思うでしょう。

検察の人間だって役人ですよ。

天下りは平気でするし架空の請求で税金は無駄遣いしているのですよ。(未だに謝罪は聞いていないようだけど)

どちらにしろ、もう政権を変えたらどうですか・・。