低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

コンクリート擁壁のひび割れ注入の場合2

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前回の続きですが今回は擁壁の上部のひび割れの注入です。

ひび割れはフェンスの柱を擁壁に埋め込んだ箇所から下方向に発生しています。

エフロの原因となる雨水は柱の鉄骨を埋め込んだモルタルの隙間から侵入して擁壁のひび割れの中に入り

ひび割れの下のほうで流れ出しています。

雨水がコンクリートのひび割れの中を通るときにコンクリートの中の石灰質成分と鉄筋の錆を溶かして流

れ出しているのです。

ひび割れた周りの環境にも違いがありますが、経験から判断しますが、コンクリート内の遊離石灰を流失

させる時期はひび割れが発生してから早くて半年、遅くとも1年を経過するとひび割れから白い石灰成分

が流れ出してきます。

モルタルとかタイルの目地セメントの場合はもっと早くなるようです。

モルタルの場合は2ヶ月経過で白く流れ出してきます。

時々見かけますが新築のマンションで施主に引き渡した直後にタイルの目地から白くエフロが流れ出して

汚れている場合があります。

これなどはタイルの裏側にひび割れがあったり、何処からか入り込んだ雨水が目地の隙間を通り道として

流れ出しているせいなのです。


下の写真は擁壁のひび割れから樹脂をフロッグで注入したら鉄骨を固定しているモルタルの隙間から樹脂

が溢れている状況です。

この状況から雨水はこの鉄骨周りのモルタルの隙間から侵入している事が確認できます。

雨水の通り道を逆から樹脂を注入しているという状態です。

このように水の通り道に同じように樹脂を注入すると樹脂は中で硬化しますから、確実に雨水の侵入は防

げるし更にはコンクリートの固定もできます。


今回もお施主さんからの質問

   『接着剤をひび割れの中に入れて、これで補強はできますか?』

   『ええ、できますよ、コンクリートを引張った時の強度は一般には50~60㎏/cm2程度 
    
    なのですが、今回注入したエポキシ樹脂は同じ条件での強度は70~90㎏/cm2です』

   『強度の違う物で固定しても大丈夫ですか?』

   『そうですね、全く同じ強度のものがあればいいのでしょうが、強くてもなんの問題

    もないと思いますよ、丁度、人間の骨折治療と同じで一度折れた箇所は筋肉によっ

    て他の所よりも強くなると言う症状と似ていますね。問題はありませんょ』
 
エポキシ樹脂とコンクリートの強度の違いは圧縮された時の力が違いますが、ひび割れの箇所に圧縮の力

は必要とはしないので、今のところはエポキシ樹脂が最適ではなかろうかと思います。


参考ですが

注入剤には他にセメントスラリーとかアクリル系とかポリエステル等がありますが、今のところそれぞれ

に大きな欠点があって今のところは圧倒的にエポキシ樹脂が多く採用されています。


WBCに余計な一言

監督には絶対的な権限を与えているので、責任も自分の責任ですよ。

何故イチローに遠慮するの?

負けたときにイチローの責任にはできませんよ。

替えやすい選手は簡単に交代させるのにイチローだけは特別なのかい、川崎もいるし、岩村と交代だって

出来るのじゃないの・・・。

マスコミがうるさいから、思うようにはできないのかな。勝ったから良いようなものだけど。

とは言っても、勝負事は勝てば全てが正しくなるのだから原君、君はすごいよ・・・。

どうだろう、監督やっているよりもうちのチームでサードをやらないか、君ならレギュラーでいいよ。

うん・・・・・・。