低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

低圧注入は信頼できるのか3

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このブログを始めてから今回で300回目となります。

振り返ってみると、なんと3日に一度の更新をしています。

思いがなかなか叶わないものだから『フロッグの行く先』がさっぱり解らなくなってきました。

目的までは遅々として進まなくても、もしも誰かのためになったのであれば大変に嬉しい事ですが


継続は力なりとも言いますから、次は500回まで頑張りませう。


今回はこのブログを始めたきっかけの、この工法を知ってもらいたい、訴えたいことについて報告



低圧注入器具について・・・

低圧注入器具には色々な種類の製品があり、中にはとても真面目に注入できるとは思えない製品があると言う事。
樹脂の注ぎ足しは注入工事には不可欠なのです。
もともと樹脂の注ぎ足し機能は考えないで造りあけた製品なのに、都合のいいときだけ注ぎ足しはできますでは理屈に合わなくなります。


ひび割れについて・・・

ひび割れ幅は決して一定では無いと言う事を知って欲しいのです。
ひび割れには広い所もあり、狭い所もあり、そして未貫通の所もあると言う事。
更にはエフロ、錆汁で詰まっている箇所もあります。
しかもこのような注入にとっては不都合な箇所が一本のひび割れの中に混在している場所も有ると言う事
当然の事ですが注入の方法はそれぞれに違ってきます。
いつも同じよな方法では不完全な注入になります。



施工について・・・

土木、建築の施工の専門業者は数え切れないほどあるのに、どうして注入の専門業者が数少ないのか。
注入の施工をした結果が確認できないからといって、不確実な施工でいいの?


ひび割れ幅と樹脂の硬さとの適合性・・・・

微細なひび割れには柔らかい樹脂、ひび割れ幅が大きい所には硬い樹脂というようにそれぞれには適合性ががあります。
一箇所のひび割れでもその幅は一定ではありませんから、必ず超低粘度型の樹脂から順番に注入していくと言う方法が必要なのです。


低圧注入について・・

どうして低圧の力だと樹脂は微細なひび割れの中に入っていくのか、
その理屈が解ってもらえば器具の傍から樹脂が漏れだしているのに満杯になったから漏れ出しているなどの嘘も見抜けるのに
そして注入は、一番柔らかい樹脂から順番に注ぎ足していくのか、などが理解できると思います。


国土交通省は知らない・・・

公的な機関がもっと勉強して指導すればいいのでは。
でも、考えてみれば彼らは施主なのです、 我々業者に任せているのだから、それ程マニアックな所まで知る必要があるのでしょうか。
お金を払って任せているのですから。

我々がタクシーに乗った時に運転手に運転の仕方が下手だからと言って、我々が勉強をして運転の仕方を教えますか。



でも低圧注入工法の色々な問題点ぐらいは知っていて欲しいと思います。