低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

梁部のひび割れの場合

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今回は建物を支える梁に発生したひび割れ補修の低圧注入を報告。

建物にひび割れが発生したからと言ってその部分が直ちに崩壊したり、ゆがんだりはしませんが短期的な

大きな力が掛かった場合(地震等)には柱とか梁の場合は崩壊の可能性が大きいと思います。

長期的な力(車の振動、風等)については建物には大きな影響はないと思います。

どちらにしても今回のように梁を輪切りしたようなひび割れについては早めに補修する事が必要だと思います。

極端に言えばこのひび割れた箇所については内部の鉄筋だけで支えているという事になります。


遊離石灰も流れ出していますから鉄筋付近は既にコンクリートは中性化していると考えられます。


こんな厄介な仕事が良くぞ私達に仕事が廻ってきたなと思います。

このような大事な箇所の注入を、樹脂が入るかどうか解らないような注射器タイプの注入器具でなくてフロッグでよかったと安心です。


周りを確実にシールをして、超低粘度型の樹脂を必要推定量の倍ほどを止まるまで注入します。


最後に低粘度型の樹脂を注入して樹脂の流下を防止します。


柱にしても梁にしても建物を支えている箇所の貫通したひび割れについては細心の注意が必要です。

特に仮止めシールがいい加減だとその部分から樹脂が漏れてしまいます。

一旦樹脂が漏れだすとひび割れの中の圧力が抜けるまで漏れは止まりません。

溢れる樹脂が止まるのを待ってからしか付近の器具からは再注入は行なえません。


こんな事が無いように仮止めシールは確実にヘラで押さえる事が必要なのです。

ヘラ押さえをしない方が多いようですが必ずヘラ押えは行なって欲しいと思います。


建物にあるひび割れはすべて一緒と考えないで欲しいと思います。

部位によつては非常に重要な箇所もあります。

見積もりの時には決してこのような箇所は見逃さないで欲しいですね。


予算に限りがあるときはこのような重要な箇所は最優先として欲しいものです。



話は変わりますが『コーヴ』について

イルカを食べるのはよしましょうよ。

食文化とか、伝統が何にもまして最優先というのはおかしいですよ。

鯨にしてもそうですがそれは文化と言うものではなくその時期に食料が無かったから食していただけの事

今の日本は小さな国の食料難を賄えるだけの食べ物を捨てているのですよ。

そんな国がどうして世界の常識からは異常とされるイルカを殺して食べるのでしょう。

今の日本人は鯨もイルカも食べなくても生活に微々たる影響すらない筈です。

もう少しのんびり、特別のものでなくあるものを食ってそれで満腹でいいではないか・・・。