今週は築後2年目の鉄骨構造住宅のひび割れ注入工事です。
昨年の末頃より原因究明、調査会社での調査等々でやっと工事になりました。
それで原因は解明できたのかと言えば結局はコンクリートの乾燥収縮だとか・・・・・。
高価な費用の調査会社のコメントも意味不明。
シュミットハンマーでコンクリートの表面の強度を調べてもあまり意味は無いと思いますが。
鉄筋の位置、それは設計の段階から問題はなかったのか
巣穴が多いのは打設時に粗雑ではなかったのか
養生期間はこまめにシートをかけていたのか
養生期間に振動はなかったのか
コンクリートは正常な配合だったのか(スランプ値は大丈夫か)
地盤は調べたの・・・。
お施主さんは経験のない素人ですから、なんにも知らないよ。
床はデッキプレートにコンクリートを流し込んでいます。
ひび割れ箇所は90箇所ほどありましたが半数は貫通しているひび割れです。
ひび割れ幅は平均で0.3㎜ほどですが隔壁部分の基礎と換気口付近は0.9㎜もあります。
今回はひび割れの大きさに拘わらず全てのひび割れを注入しましたが、今後は発生しないとは必ずしも言えません。
むしろ今後もひび割れは発生する可能性は
大いに考えられます。
乾燥収縮が原因とは限らないと思っています
乾燥収縮でひび割れが0.9㎜にもなるなんて事は・・・どうなのでしょうか。
どちらにしろ品質確保法とか更に倍ほどの年数の保証があるようだし・・・・・・。
再度ひび割れが発生したら残念ですが私どもも協力します。
毎度、基礎のひび割れ注入について思いますがきつい仕事だと思います。
今回から職人さんにはモグラ手当てを出すようにしました。
いつのまにか肘と膝をすりむいているのです。
匍匐前進、もしくは寝返りで方向転換するしかないのですから。
更には蜘蛛さんも嫌がっているし・・・。
今の時代に申し訳ありませんが、なにとぞ少し値上げをしたいと思う今日この頃なのですが・・・・。