先週は賃貸マンションの天井面のひび割れが現場です。
写真の現場は都内でも人気のある街の賃貸マンションです。
入居者が引っ越すたびにクロスを張り替えますから、その時にひび割れがあれば連絡がきます。
賃貸のマンションで瑕疵保証ではなく自費でこのようにひび割れ補修をするデベロッパーはそんなには多
くはないと思います。
建物を大事にする会社だと思います。
親会社が国内最大級のメーカーのせいもあるようです。
担当者も、ひび割れ発生についての意識があって、見つけると見逃せないのではないかと思います。
分譲マンションの場合は10年間の瑕疵担保保証があって補修するには販売した会社(実際は建てた会社)
の費用になりますから、苦情がない限りひび割れ補修は決して積極的ではありません。
写真は仮止めシールは速乾性のエポキシ系を使用しています。
剥離性の仮止めシールの場合は終了までは3日間は掛かりますが、この仮止めシールの場合は2日間で完了
します。
剥がす場合はバーナーを使用しますが、この方法は使い慣れた職人さんならお薦めですが使い慣れない方
には危険です。
直火なので他のものに引火することもありますから慎重に周りに配慮して使用して欲しいのです。
特にウレタン系の断熱材がある場合は絶対に使用しないで下さい。
直火を使用しないでも皮スキとハンマーでも取れます。下地はちと痛むけど・・。
そんなもの、火災になるよりは絶対にましだものね。
エポキシ樹脂は熱には極端に弱いために、瞬間的に暖めるだけですぐに柔らかくなってしまいます
暖めた後でスクレーパーで擦ると簡単に早くきれいに取れてしまいます。
フロッグの撤去はバーナーを使う前に横から軽く叩くだけで簡単に取れてしまいます。
フロッグを取ってからそしてバーナーで暖めてからスクレーパーで削ると簡単なのです。
エポキシ樹脂は最強の接着剤ですが熱には極端に弱い事を知っていると便利です。
工具に付着したエポキシも床にこぼした固まりも暖めて削るといとも簡単に剥がれます。
話は変わりますが
低圧注入器具のメーカーで最近、国内の下請けから中国のプラスチック屋さんに生産を変えた会社があり
ますが、今回の中国の対応を見るといつ何ん時、いきなり急変するかわからないと言う不安はないのでし
ょうか。
他人事ながら心配になります。
よけいなお節介ですね・・・。
いえ、そのせいで、いきなり下請けを切られたという会社から最近に相談を受けたものですから・・・。