低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

賃貸マンションのひび割れの場合

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このマンションでは入居者が退去した後にクロスを剥がし、ひび割れがあれば必ず低圧注入工法で注入を

行います。

賃貸マンションでは非常に珍しいと思います。

東横線の人気の街の駅前にあるのですが、いわゆる超豪華マンションというものでもありません。


前にもこの建物については報告をしていますが、オーナーの会社は国内最大手の重工会社の子会社である

ことから建物を大切にするという意識が社員に徹底しているのだと思います。


天井面への注入は仮止めシールさえしっかり漏れないようにしておけば、一度に沢山の超低粘度型樹脂を

注入するだけで注入は確実となります。


注ぎ足しのために次の硬さの樹脂を注入する必要はありません。

そうなのです、例え、ひび割れ幅が多少大きめであっても超低粘度型の軟らかい樹脂を推定量の倍ほどの

量を注入すると時間と共に下のほうに溜まってきて最後には天井裏に溢れてきます。


フローリングをスラブに直貼りでない限り多少溢れてもなんの問題もありません


直貼りの場合は入れすぎないように注意が必要です。

階上の人が寝そべっているところへフローリング材の隙間から透明の樹脂があふれ出したら・・それはび

っくりするでしょうしね・・・。


今日は、室内には冷房が効いて最高の環境です。


昨日の茨城の床下とは地獄と天国ほどの違いでっす。


いえ、愚痴ではありません、仕事なのですから不満はありません・・がぁ・・違うのう・・広島?




参考ですがこの時の仮止めシール材はエポキシ系の速乾タイプを使用してます

撤去はシール材をほんの少しバーナーで暖めて、スクレーパーで擦ると簡単に下地を傷をつけないで撤去

ができます。

フロッグそのものは素手で簡単に取れますよ。