低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

フロッグは2種類の形のものがあります

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先日、販売店の担当者からフロッグの床用という品物はあるのですか?

今更なにを・・・・。

フロッグの写真で3枚目が汎用品で下の写真は新しい壁床用です。


フロッグの床壁用は上市してから既に2年にもなります。

しかも売り上げの70%はこの新しい床壁用なのです。

この販売店さんとは一時期工事店へ卸す価格が高すぎると言う事で、当方と揉めたこともあってそれ以来

は殆どフロッグを扱っていなかったという事もありますが。



売店さんとはお互いの利益が相反すると言う部分があって、お互いに短気な場合は面倒になってこの販

売店のように休眠状態になる場合があります。


私は他社と差別化できる製品なら当面は利益は少なくとも普及することが優先すべきだと思います

利益率の向上は普及してからならどうにでもできます。

売店の場合は先のことよりも現実の売り上げの中の利益が重要となるようです。


製品が普及してしまうとメーカーが販売店を増やしてしまうなど、せっかくの薄利多売の努力も泡と消え

て結局は損をしてしまう。

なるほどね・・・でもいくらなんでも仕入れ価格の3倍の価格はひどいですよ。

それは、他社の製品の価格に合わせたから・・・・・とか。


フロッグを安価に造ったのはなにも他社製品と単に価格競争するだけのためではありません。

工事価格をそのままにして器具の費用が下がると利益が上がり仕事に余裕ができてきます。

余裕が出来るといい仕事ができます。

丁寧に確実な仕事を時間をかけて、そしてたっぷりと樹脂も使ってほしいのです。


いい仕事をするとこの低圧注入工法が評価されて結果的には更に普及していきます。


メーカーは自身の業界の発展がなければ淘汰されますが、販売店は発展している業界の製品だけを扱えば

いいのだから、業界全体のことなどより自社の当面の利益が優先ですよね・・・。

売店に業界の発展の為に頑張ってなどと期待するほうが無理なのでしょうね。


フロッグは汎用品と床壁用があります。

価格は同じですが、汎用品は全天候型で天井、壁、床に使用できますが、床面については能率が多少劣り

ます。


一度の注入で僅か約9g程度しか入りません。

新しい床壁用は一度の注入で20ccも入れることができます。

注ぎ足しの手間が少なくて済むと言う事です。


注意すべきはこの床壁用は天井面には使用できません。


壁はどちらの器具でも使えるのですが、一度使った人は床壁用が壁には使いやすいとの事の様です


私も壁面の場合は床壁用を使いますね。

軽くて使いやすいのです。


まとめです。

ひび割れの場所   壁  床  天井
           
フロッグ床壁用   ○  ○  × 

フロッグ汎用品   ○  △   ○ 
 
 
     
△は使えるけど効率はもうひとつ
×は使えません

汎用品で床面に使用するときは必ず充分の注ぎ足しを行って下さい

公的な建物の場合に汎用品で床を注入して写真撮りの場合は、カタログ及びラベルに使用可と表示してい

ます。

説明をして下さい。