低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

鉄骨構造住宅の基礎のひび割れ

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半年ほど前に基礎部分のひび割れをフロッグ工法で表側から注入の補修したのですが、施主の依頼で再度

床下からの確認と新しく発生したひび割れについての注入です。

今月最後の工事現場です。

今年は下期に大型の工事が少なく、つくづく不景気なんだと感じます。


上の写真は半年前に表側から注入した時に裏側(床下)に溢れていた様子です。

この時は表側に21箇所のひび割れがあって注入したのですが、今回の調査では4箇所の新しいひび割れが

発生していました。


この後、更に半年後に調査をしますが、そのときにひび割れの再発が無ければその後のひび割れ発生は

殆ど発生しないのではないかと経験から推察します。


低圧注入の場合の樹脂の広がりは、フロッグを取り付けて注入するところを中心に扇型に広がっていきま

す。

フロッグから押し出された樹脂はひび割れの中に丸く広がります。

注入された樹脂はどんな場合も必ずひび割れの中で丸く広がるのです。

決して、樹脂はまっすくに走るようなことはありません。


そのために住宅の基礎の場合は、土台の下の上の角の部分までには樹脂は広がりません。

住宅メーカーの担当者はどうしてもその部分が気になるらしいので、今回は再度この部分だけを注入しま

す。


気になるのなら多少手間はかかりますが、やりますよ。

ただしこの部分は全体の5%に満たない面積ですから接着強度にはまったく影響はしませんよ。


でも、寝るときに気になって私の顔が浮かぶとこちらだっていい気はしませんから・・・・。


一番下の写真は完了の状態です。


台風なのに床下は当然ですが静かで闇の中です。


明日は晴れるそうです。

グラウンドで活躍しませう・・・。