低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

マンションの天井からの漏水

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ずいぶん前から依頼されていたのですが入居者の方との日程が合わなくてやっと施工です

マンションの天井のひび割れから漏水という事例はそう珍しい事ではありません

最上階でなくとも上の階のバルコニーなどから隙間を通って雨水は天井裏に廻ってくるようです


このような場合は雨水が浸入してくる場所を徹底して探すことが肝心なのですが、どうしても解決策がな

い場合は室内のひび割れから処理するしかありません


今回は職人さんがさんざん手をつけてギブアツプしたらしいのです

どうせなら最初からやりたかったと思います


建設会社では細かい施工方法とか樹脂の事は殆ど知らないせいもあって、我々から見ると殆ど素人に近い

人に頼んでしまいます。


今回もひび割れの上に5㎜の穿孔をして何かを注入しています

そして下からウレタン防水剤を塗布しています

更にその上にブチルゴムのテープを貼っています

その上にクロスを貼っていますから遠くから見ても段ちになっています


『おや・・・・まぁ・・です』


何度も言いますが微細なひび割れにドリルで穴を開けると、そのひび割れはドリルが回転する時に切り粉

が詰まってしまいます


常識中の常識です

未だにひび割れに注入するのにドリルで穴を開ける人が居ると思うと悲しくなります

ウレタン防水剤とテープを撤去すると案の定穿孔したそばから雨水が浸みています

背面からどんな防水剤を塗布しても水は止まりません

第一濡れた下地にウレタンは接着しません

ブチルテープも一緒です


フロッグ導入路工法で下から溝を造り水中硬化型エポキシ樹脂を注入します


これでも問題はあります

天井裏に溜まっている雨水は隙間を探しては流れ出てくるのですが肝心の電気の取り出し口は何にも処理

はできません。

取り敢えず出来るところだけはやりますが出来ない場所はどうするんでしょう

また、水が漏れてきたらこちらの信用がなくなります


はっきりと問題点は言っておきますけどね



できるなら天気の日にバルコニーを徹底して調査したいですね


費用と時間と色々と問題だもんね


買った人の立場からするとどうなんでしょう・・・・・・ねっ。