低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

爆弾台風はひび割れの大敵

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先日の爆弾台風によって普段は漏れてこない所から雨水が流れ込んだというような建物がたくさんあった

のではないかと思います。

当店にも台風の翌日には2件の漏水補修の依頼がきました。


前回に低圧注入のメカニズムについて報告していましたが、まさに、このように建物の外と屋内の気圧差

が大きくなってしまうと雨水は隙間を探して、瞬く間に室内へ侵入してきます。


写真の建物は池袋駅から数分の、テナントビルですが爆弾台風の時に窓下から水が流れてきたそうで書類

などを濡らしてしまったそうです。


補修の方法については建物の外から施工するのが良いのですが、足場の設置費用と更には外壁がタイルで

あるためにその進入した箇所が解りにくい、不完全だと言う事もあって室内からの施工となりました。



室内へ進入してきた箇所が解れば、その反対側の室内から樹脂を注入しても確実に漏水は止めることがで

きる筈なのでボードを剥がして進入した形跡を探します。


床の切りつけ部分からの漏水は確かにひび割れがあり、濡れていた形跡があります。

更に外壁を見るとは表側の打継目地のシールが白華しているようで、原因はシーリング材の剥離ではない

かと・・・。


そもそもこの建物には、打継目地のいわゆる捨て打ちシーリングが最初からありません・・。


内部から注入すると外部の目地から樹脂が出てくる事は間違いの無いところ・・。

それで確認ができます


窓下の壁面のひび割れも同様で、内部から注入すると外部のタイルの目地から樹脂が染み出してくると思

います。


フロッグのなかに樹脂が溜まるまでも無くどんどん入っていくので間違いなく外壁に流れ出していると

確認をしたいのですが・・夜なのでさつぱり解りません。


オーナーさんは汚れは気にしないで樹脂を沢山入れて欲しいとの事なので・・まぁ、いいかぁ。


注入をした翌日に外部の壁面をみるとタイルの目地、シーリング材の箇所から樹脂がかなりの量が流れだ

しています。


本来なら樹脂があふれ出して外壁を汚すことは大変に嫌がられるのですが、今回については入居会社の苦

情にへきへきしていたのか、これで確実な工事が出来たと喜ばれてしまいました。


たしかに、漏水については大丈夫なのですが、いいのでしょうか、エポキシ樹脂は半年もすると鮮やかな

黄色に変わってきますよ。

汚れが目立ちますが良いのですか・・・・


いいんですよ、樹脂が少なくてそして再度漏水では、賠償問題に発展するかもしれないのだから。

いいんですか

いいから早く請求書を出して・・・・。


ハイ、ありがとうございますです・・・。