低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

住宅の基礎のひび割れの場合

イメージ 1

イメージ 2

先週の土日は地方都市の住宅の基礎のひび割れ補修です

ネットで訪ねて来られたお客さんです。

住宅の基礎のひび割れの場合は殆どネットからのお客様です。

そして、皆さんがそうですが、この基礎の補修については家を建てた工務店さんには殆ど期待をしていな

いようです。


何故なのでしょう


コンクリートのひび割れに対しての意識が家を買ったお客様と工務店とは大きく違うからだと思います

高いお金を出して買った側からすれば、家を支えている基礎がひび割れているのにコンクリートのひび割

れは常識ですよ、もしくは素人の職人が来て適当な補修をされてしまうと、それでいいのかと不安になり

ネットなどで勉強を始めるのだと思います。


調べてみると例えば我々のようにひび割れ補修の専門工事店もあるなどとひび割れは決してどうでも良い

というような常識ではなくその業界では真剣に取り組んでいるのだと理解するのだと思います。


過去にかなりな数の住宅の基礎を注入していますが、ネットから来られた殆どのお客様のひび割れ注入に

ついての知識は半端でないものを持っています。

もう少し勉強すれば注入技能士の国家資格がとれるのではと思うくらいです


工務店さんも同じように勉強されると良いと思います。

お客さんと問題点を共有化しないとなかなか信頼はされませんね


基礎の場合の注入は理想的にはしんどいですが内部の床下から施工するのが良いのです。

そして樹脂は必ず超邸粘度型の樹脂から始めて表側のひび割れに樹脂が漏れ出してきたら直ちに次の硬さ

の樹脂を追加注入します。

そしてフロッグの取り付けは上側とか下側に寄せないと言う事が大切です


真ん中辺に2コを等間隔に取り付けるのが良いのです


住宅の場合は工務店さんよりもお施主さんに注入を見てもらうと言う事が大切です

ひび割れの中に樹脂を完全に充填したとしても、後からではどれだけの樹脂がひび割れの中に入ったのか

は解らないので安心してもらう為にも必要なのです。

共ネタを残しておいて翌日に硬化した樹脂を見て頂く配慮も必要なのです


我々職人も決して独りよがりではなくお客様の不安について共有することが必要なのです・・よ。


今のプロの職人は、一昔前の頑固な独りよがりの職人では進歩がないと思うのです・・・ハイ。