先月と今月は昨年に比べるとかなり暇です・・・・。
各地で学校の耐震補強工事は盛んに行われているそうですが、見積もりはあっても具体的にはあまり忙し
くはありません。
暑い最中良いのかもしれませんね。
今回は久し振りの住宅の基礎のひび割れ補修です
前回に報告していましたが、ひび割れの補修には色々な工法がありますが、一般の素人の方は何を基準に
業者を選ぶのでしょうか。
例えばひび割れの上に樹脂を摺りこむ方法とか、ひび割れの表面に発泡ウレタンを摺りこむ方法とか、超
微粒子の樹脂セメントを流し込むとか・・・それは色々とありますけど・・。
それぞれが施工例を見せてこの方法がベストですよと説明していますが・・本当に大丈夫なの?
せっかく施工しても数年で再発した場合は再施工をしてくれるのでしょうか
色々な考え方があって一概には言えませんが、基本的にはひび割れた箇所を元通りの強度にすると言う事
が補修する目的だと思うのです。
ならばひび割れの中にはコンクリートと同等かもしくはコンクリートより強い接着強度(引っ張り強度)を
持った製品でなければ駄目だと思うのです。
しかも注入する樹脂はひび割れの奥深く隅々まで充填していなければそのような強度は期待はできません
私はひび割れは固定すべきだという考え方ですからそうですが、人によってはひび割れは基礎の強度には
影響しないから表面を塞ぐだけで良いという工事屋さんもいるのでしょうね。
結局は選ぶのはお施主さんなのですからある程度は勉強が必要だと思います。
私の場合はフロッグ工法ですから低圧樹脂注入工法となります。
施工の方法は原則としては床下内部からエポキシ樹脂を注入して表側に漏れ出したら最後に固めのエポキ
シ樹脂を注入して完了となります。
貫通していないひび割れの場合はひび割れが現れている表側からも注入します
暑くてイライラしないように好きな歌を歌いながらそして、床下に扇風機を入れてもらってのんびり施工
しましょう。
床下は酸欠になりやすいので必ず2人で施工しましょう
高くつくから独りで施工して・・なんていう無神経なゼネコンさんもいますが決して独りではいけません
今時の建物は隙間が少ないので要注意なのですよ。
温泉でも湧き出していたらゆっくりできるけんど・・・・・。