先週は、24時間営業の駅ビル駐車場のひび割れ補修の現地調査を行っています
雨の日には吹き込んだ雨水が階下の店舗の天井から漏水するそうです
詳しく調査をすると図面に書き込んだ通りかなりの範囲でひび割れが発生しています
ひび割れ幅は0.3~10㎜の広い範囲に亘っています
さて・・・・これだけのひび割れの数量を実際に注入するとすれば施工の実行価格で約400万円程度は必
要となります。
施工する側からすれば耐震補強の目的としても全部のひび割れに注入してその部分を固定して元通りの
強度に戻したいと思いますが、他の施工方法と併用する工夫で多少は費用が少なくなるのではと提案を
しています。
例えばひび割れ幅が大きな箇所はフロッグ工法で注入をしてその後に例えば炭素繊維をコーティングして
更にはその上に強度のある塗り床財で仕上げるなど・・・。
決断はお施主さんの考える通りとなりますが、我々施工業者としては色々な選択肢があることを知る限り
提案をします。
注入はひび割れた箇所の半分ほどを、例えば階下の店舗の様子を考慮してそして選定して行い、その後の
工程はエポキシ系の塗り床で仕上げるという方法が標準なのかと私は思います。
東京メトロの地下鉄の駅舎に同じような症状の建物がありましたが、この場合は注入後に炭素繊維を敷い
てそしてタイルの仕上げでしたが・・・。
このような駐車場に施工する場合は、長い間駐車場を封鎖するという訳には出来ませんので一気に全面を
施工する方法ではなく面倒でも区画で分けて施工するという事になります。
駅ビルなので施工する我々にとっては深夜工事でも便利でなんの不便もありません
決めて下さい・・やりましょう・・・。