低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

新年は橋台のひび割れ補修から

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今年はどんな年になるのでしょうか

首都圏については首都高の改修工事、オリンピックの関連工事等々で、案外忙しくなるかも知れません

どちらにしてもここ数年の不景気な年に比べると少しは工事量も増えるのではないかと期待はできます


今年こそは低圧注入工法が理解されてより広く普及して欲しいと・・そう思います


それによって、低圧注入工法の施工を生業とする工事店が増えていくことを期待しています



昨年はネットを通じて低圧注入工事の専門店をと当店に問い合わせがかなりありましたが、今年はより沢

山の問い合わせがあると良いと思います。


需要があると、当然ですが供給する方も増えていくと思うのです

ひび割れ補修のために折角、低圧注入工事を業者に依頼したのに兼業の職人さんが見よう見真似で施工し

て結局は上手くいかなくて泣いたとか・・・・こんな事は他の業種ではありえませんよね。


発注する方がひび割れ補修については少しは勉強して頂いて、なんとか専門店にたどり着いて発注してく

れるといいのですが。


さて、今週の仕事始めは新設の橋台のひび割れ補修工事です

コンクリートの厚さが2000㎜もありそしてひび割れ幅が0.4㎜程度です。

ひび割れは表から裏まで貫通はしているのですが、この程度のひび割れ幅では流石の超低粘度型の樹脂で

も一度で樹脂を貫通させるのは無理です。

樹脂が寒さのために少し硬くなっているせいもあり時間を掛けて何度も注ぎ足し注入をしたのですが裏側

からは樹脂は漏れてきません。

低圧注入工法はトコロテンの突き出しと同じ原理なので注入する側から樹脂を押し入れると反対側から樹

脂が押し出されるのですが、流石にコンクリート厚が2mもあると抵抗が大きすぎます


水なら確実に反対側へ押し出すことは簡単なのですが抵抗が大きいエポキシ樹脂では無理です



そこで来月に再び反対側から注入する事になりました


たしか、原子力研究所の壁の厚さも2mもあったと記憶しています

その時も反対側からも注入し苦労した事を覚えています



この構造物は高速鉄道と平行して走るバイパス道路の橋となります


現場は山の中で仕事の環境は最良です


いい仕事はできたと思いますが、発注者は満足して頂いたのでしょうか


とんでもない・・ひび割れ発生そのものが気にいらないって・・・・・?



解りますよ・・・余分な出費ですものね。



来週は地下鉄の止水工事の予定です。