低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

ひび割れ補修器具フロッグ天井用の改良

イメージ 1

イメージ 2

年度末の忙しさが嘘のように今月は暇です

暇な時にこそ色々と問題点を探して次のステップへと進むことが大切だと思います


フロッグの天井、壁用については開発当初より殆ど改良をしていないので、日頃に問題としている箇所に

ついて今年は多少費用が掛かっても改良したいと思っています。


そこで一番に改良したいところは台座に繋がる導入路部(足)を20㎜以上は長くしたいと言う事、そして足

回りの補強材部を取り外して丸くしてしまう事の2点です。



フロッグはこの足の部分に熱をかけて自在に曲げることが出来るという利点があるのですが、天井壁用に

ついては補強材があり短いために曲げることに苦労していました。


この足を長くすることで簡単に曲げることが可能になります


足を曲げることに何の意味があるのと疑問に思う方に説明しますが、例えば住宅のベタ基礎の床面のひび

割れの場合はフロッグのようにポンプで樹脂を注ぎ足すような機能のものは床下の高さが40㎜程度ではポ

ンプが長いために使えません。


また、壁面の間の隙間のひび割れの場合にその間隔が僅かの場合には同様にポンプが使えません


このような場合に注入するノズル部を折り曲げて広い面に向けると・・・・ほら、簡単にできるでしょう


フロッグの床壁用は既に改良済みなのですが、天井面にはその必要性が殆どなかったために改良はしてい

なかったのです。


ひび割れから水が流れ出している場合にはフロッグを取り付ける事が出来ませんのでひび割れに丸く穿孔

してフロッグの台座を切り取ってそして丸い足の部分を押し込んで注入しますが、足が短いと穿孔した穴

に深くは挿入が出来ないのです。


このような間隔が狭い箇所のひび割れもしくは天井面からの漏水についてはその施工の頻度は少ないので

すが、専門なので何とかしようと言う事です。


住宅の基礎部分とトンネルのひび割れぐらいしかその用途は多くはありませんが、せっかく相談があった

のにその対応がいまひとつでは専門家と期待されているかも・で・あればそれでは満足できないでしょう

から・・・。


トンネルの写真はひび割れから僅かに浸みる程度の漏水でしたからバーナーで乾かして直ちに速乾性のシ

ール材でフロッグの台座を取り付けています。

このような場合よりも強く漏水していても、ひび割れを現してフロッグの足を深く挿入すれば大胆に樹脂

に圧力を掛けても問題はなくなると思うのです。


水中硬化型のエポキシ樹脂は低粘度型しかないので圧力は高い方が入りやすいのです



宝くじが当たったら造り直すと言っても・・・一向に当たらないもんね・・・本当に当たる人はそんなに

いるの・・。



実はいつも殆ど空クジでしたと内部告白があるのじゃないかと・・・・・。


そんなこたぁないか・・・。