低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

キャンパス内の擁壁のひび割れ

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暑くて、暑くて・・ヘルメットを直にかぶっていると頭の汗がそれこそ滝のように顔に流れてきます

その汗が目に入るものだから目はぼやけてくるわ頭は暑いわで・・・熱中症ではないかと心配


いきなり・・『ここはどーこ』・・なんて言ってみたくなります


擁壁のひび割れは発生してから出来る限り早めに注入するとその手間も仕上がりも完全なものになります


ひび割れを放置してしまうと土のなかの水がひび割れの中に浸入してコンクリートのなかのアルカリ成分

の石灰質を溶かしながら外に流れ出してしまいます。


水は土の中から必ず暖かい方へと進む性質を持っていますから長期に亘って放置するのは良くありません


今回のひび割れは発生してから1年目程度なのでひび割れた部分に遊離石灰の結晶したものは少ないので

す。


長年ひび割れと接していると、発生しているひび割れを最初に見たときに樹脂が沢山入りそうだとか、な

かなか時間が掛かりあまり入らないのではというのは解ります。


経験によって判断してしまうという傾向なのだと思います。


都下の私立大学のキャンパスですが、広くて綺麗で今は夏休みで生徒達はいませんがとても環境が良いと

思います。


最近の傾向なのでしょうか、学校の建物の外壁はコンクリート打ち放しの仕様が多いと思います


本来はコンクリートの粗面を現しに使うとモルタルの補修跡とかシミが残るので嫌われていた筈なのです

が・・・。

でも、最近ではコンクリートの風合いは殆ど変わらないで塗材によつて仕上げることが出来るようになっ

たせいでしょうか増えているようです。


考えてみれば磁器タイルであっても、塗材であってもひび割れが入れば同じように見えますから意匠性を

優先しても何の問題もありませんよね。


今回は器具の取りつけとシール材については、場所によっては即乾タイプのエポパテを使用したのですが

撤去する時には外気温度が高いためにバーナーを使わないでもスクレーパーで簡単に取ることができまし

た。

暑いことも施工にはいい事もあるのだなぁ・・・と感心。


推定ですが仮止めシール材の表面温度は60℃ぐらいは有ったのではないかと思います


エポキシパテは本来は撤去するとぼろぼろと崩れてしまいますが、今回は繋がって取れるのです


高い気温でシール材は柔らかくなっているようです