昨年の9月に町役場の庁舎地下室の電気室のひび割れから地下水が漏れてくるという事で現調をしました
その時にひび割れた個所は8000ボルトの電気が通っている変電室という事もあり停電になった時に施工を
しましょうとなっていました。
今年になって半日だけ電気を止めることができるという事で再び相談がありました
半日では低圧注入のフロッグのセットもできないのでは・・・ましてや注入して更に撤去仕上げまではど
んなに考えても無理・・・・という事でしたが。
器具等は取り付けたままで良いし、更に半日で施工できる範囲だけで良いという事になって今回の施工に
なりました。
出来る範囲で止水が確実にできるのかどうかは私も解りません
「止水が不完全でも良いですか?」
「いいですよ・・・」
「ならやりましょう」
そして施工したのですがその後も雨は殆ど振りません、結果はまだわかりません
半日で注入までを終了するには仮止めシール材は速乾性のシール材が必要です
そして当然ですが注入した樹脂は硬化も樹脂の粘りもできませんからフロッグの撤去もできません
当然そのままの形で注入工事は終了となります
話は変わりますが今回は女性の方がテコ(雑用の職人)で参加してくれました
低圧注入工事は力仕事よりも細かい繊細な仕事であるという事からひょっとして女性向きな仕事なのかと
試験的に女性に参加してもらっています。
現場事務所の前で朝礼の時に各業者がKYについて報告して終わってから質問です
「KYって空気を読むということなの?」
「えっ・・違うよ・・危険予知と言う意味さ」
そうか、土木建築に関わっている人間ならKYは常識なのに全くの素人は・・そうなのかぁ
笑えます
女性だけのグループで低圧注入をしてくれればそれは歴史的な事かも・・・
頑張れ・やる気のある君たち