低圧注入工法の問題点を工事現場から報告したいと思います 全国に数少ない低圧注入工事を生業とする専門店への啓蒙も微力ですが広く行いたいと考えています

フロッグの行く先

コンクリートのひび割れ補修の専門です

2012-01-01から1年間の記事一覧

庁舎の駐車場は連休中に注入

連休中は区役所の地下にある駐車場のひび割れ補修です かなり大きな地下の駐車場ですが、地下一階で注入する時は注入した樹脂が地下二階に垂れてきますから 該当する場所は封鎖してもらいます。 来客の方に天井から垂れてきたエポキシ樹脂が降りかかっては、…

こんなんでいいの

写真は連休中に新聞に載っていた首都高の1号線の橋脚の様子です コンクリートにひび割れが発生してそしてコンクリートが中性化して更に爆裂してそしてコンクリートが 剥がれ落ちてしまっています。 ここまで放置していても直ちに重大事故にはならないのもの…

低圧注入の常識ですよ・2

ひび割れの中に注入し終えた場合に土木関連では低圧注入器具に樹脂が残っていないと不合格と判断され るそうです。 なんですか・・それは・・・。 検査は国土交通省らしいのです。 確かに一昔前(30年ほど前かな)にはそんなことをメーカーでは言っていたのは…

低圧注入の常識です

ひび割れの中に接着剤の樹脂を確実に充填するには必ず守るべき事が沢山あります その一つに樹脂の硬さとひび割れ幅の適合性があります。 そうなのです、注入作業の時にいつも同じ硬さの樹脂を注入していたのでは確実な充填はできません このブログではこのこ…

爆弾台風はひび割れの大敵

先日の爆弾台風によって普段は漏れてこない所から雨水が流れ込んだというような建物がたくさんあった のではないかと思います。 当店にも台風の翌日には2件の漏水補修の依頼がきました。 前回に低圧注入のメカニズムについて報告していましたが、まさに、こ…

なぜ微細なひび割れの中に樹脂が入るの

今日は現場の報告をお休みして、フロッグについてのよく聞く質問について報告します 低圧注入工法の殆どの器具は、髪の毛の半分ほどの大きさのひび割れのなかにも樹脂が進入していきます がどうしてなのでしょう。 低圧注入工法は、今から36年ほど前に化学メ…

低圧注入のプロはこうなくちゃね

写真は用水路のトンネルのひび割れ補修工事の様子です 施工は当店ではありませんが、施工についてはなかなかの技術ではないかと思います フロッグの取り付け間隔は公的な構造物については1mに4コ程度なのですが、より確実に注入を行おうと 考えればその取り…

低圧注入の仮止めシールは

冬場の仮止めシール材の適材適所については施工の、かなりの経験と各メーカーの製品を知る必要があり ます。 また、低圧注入工法の製品を造っているメーカーの完成度の低いこともあらかじめ知っておく事が必要な のです。 例えば、カートリッジタイプの剥離…

雪の中でひび割れ注入

先週は公的機関の森林関連の出先支所のひび割れ補修でした 雪の中で3箇所の山奥の里を廻ったのですが、我々は簡単な防寒服しか着ていないので年寄りの私から 風邪を引いてしまいました。 風邪の引き始めには葛根湯がベストだと言う話しを昔から信じているも…

マンションの天井からの漏水

ずいぶん前から依頼されていたのですが入居者の方との日程が合わなくてやっと施工です マンションの天井のひび割れから漏水という事例はそう珍しい事ではありません 最上階でなくとも上の階のバルコニーなどから隙間を通って雨水は天井裏に廻ってくるようで…

地下鉄通路のひび割れ

今週は地下鉄のホーム横の通路のひび割れ補修です 駅が古いせいなのでしょうかひび割れが多くあります 今回は漏水しているひび割れ箇所の止水工事となります 得意とするフロッグ導入路工法の出番です 止水工事はひび割れが複雑な場合は数回に分けて様子を見…

ひび割れからの漏水処理はこれがベスト

今回はコンクリートに発生したひび割れからの漏水処理について報告致します 建築ではビル、マンションの基礎部分、あるいは天井部分等のひび割れからの漏水。 土木では地下鉄、トンネル等々のひび割れからの漏水等々。 一般的な簡単な止水の方法としてはひび…

低圧注入を二日で終わらせて

市民病院の剥離性シール材の撤去に手間取っているうちに次の現場の約束の日が来てしまいました 銀行の応接間の壁面にひび割れが発生して雨が降ると床のカーペットが濡れてくるそうです ウィークデーに施工するので最短の2日間で終わって欲しいとの事 早く終…

市民病院のひび割れの場合

寒い、寒いのです。 剥離性の一成分型のシール材が3日間も経つのに内部は硬化していません タイル面のひび割れなのでタイルの上にフロッグを取り付けていますが、そのせいもあってか、なかなか 硬化してくれません。 なかなか硬化しないのは環境のせいでしょ…

高等学校の耐震補強工事

今週は公立高等学校の耐震補強工事の現場です 壁面に大きな鉄骨の筋交いを新しく取り付けて、梁の部分は炭素繊維で包みそしてひび割れはエポキシ樹 脂の注入で固定してというのが一般的に良く見られる工事ですが、今回は柱の補強に注入が必要となりま した。…

寒い時は樹脂もなかなか固まりません

今週は入門手続きが大変な米軍基地でのひび割れ注入工事です 首都圏には数箇所の米軍基地がありますが、基地によっては入門の際に車の中まで検査する所もあります が・・もっと日本人を信用しろよと言いたくなります。 テロをするのに早朝からわざわざ正面ゲ…

低圧注入器具フロッグは休憩です

昨年末にフロッグの鋳型の修理を決めて、今月の生産は休止です フロッグはプラスチック製品ですがその成型方法はいわゆるブロー成型となります 今回は鋳型の修理と汎用品の一部改良を行います 汎用品は主に天井面のひび割れに使用しますが、注入後に樹脂が少…

さあ、フロッグ君、龍のように昇って行け

あけましておめでとうございます 今年もひび割れ補修の低圧注入工法について性懲りも無く相変わらずの報告を続けさせて頂きます ごひいきの程宜しく願い致します 毎回の現場にあわせて色々な問題点等を挙げて報告していますが、見る方によっては偏った意見で…