2010-01-01から1年間の記事一覧
梅雨時は地下の水位が上がり突然にひび割れから漏水してきます。 このようなひび割れの場合は晴天が続いたときには漏水しないのですから、本来ならひび割れの中が乾燥 している時に通常の方法でフロッグにて樹脂を注入すれば何の問題もありません。 今回のよ…
今日は過去に行ったひび割れ補修工事で今も強く心に残っている建物の紹介です 当店のホームページの表紙にも使っていますが、この建物のひび割れの数量は半端ではありません。 東西南北全面が写真のような様子なのです。 延べ4000mでした。 建物は知名度が高…
施工前と比べると打継目地のシーリングの中から樹脂が漏れ出していました。 残念です。 止水とかひび割れの補強は確実に終わっていますが汚れてしまったのが後悔です。 まさかシーリング材が剥がれていたとは判りませんでした。 前回の施工写真と見較べてく…
写真は一年検査で発生した各所のひび割れです。 上の写真のアルミの手摺の柱部分はコンクリートに埋め込んでありますが、この柱の中に雨水が溜まってしまうのです。 その周りにひびが入るとアルミ手すりの中の雨水が流れ出してきます。 施工した日は既に雨降…
写真はフロッグで使用している硬さの違う樹脂です 左側は超低粘度型です。 硬さは牛乳とてんぷら油の中間ぐらいです。 硬さの単位でcps(mPa,s)というものがありますがこの単位の1は蒸留水なのです。 超低粘度型は水の150倍の硬さとなります。 隣は低粘度型の…
入居者がいる場合には確実な養生が大切です フロッグの場合は注入が終わっても3時間ほどは空気圧で樹脂を押し入れていますから途中で器具を動かしたりすると破裂します。 小さな量の圧力ですが破裂するとエポキシ樹脂が部屋中に飛び散ります 間違っても人の…
今週は浅草の浅草寺横のマンションの床のひび割れ注入です。 いつも思いますが、浅草のこの界隈は観光客が多いせいか街がのんびりしていると思います。 私だけがそう思うのでしょうか。 外国人も多くて、いつもにぎゃかないい街だと思います。 もっとも、渋…
写真は判るでしょうか。 コンクリートのひび割れを想定して発泡スチロールに隙間を造ってその部分に 「フロッグ導入路工法」 を 作っています。 地下室などのひび割れから染み出してくる水をこんな風な方法で止めますよ・・という事です。 ひび割れの中に水…
外壁のタイルの剥離については将来の重大事故に係わってきます。 心して注入工事にかかって欲しいと思います。 その責任は対外的には管理組合となりますが、その最終の責任者は施工業者となります。 足場が無いけど適当に施工してよ・・・・なんて言われて…
郊外の住宅地にある築後6年目のALC版の住宅です。 数年前からこの部分のみに大きなひび割れが発生しています。 他の部分のひび割れ幅は0.2~0.3mm程度なのですが。 ひび割れの状態を観察すると土台部分が大きく、下の方は小さくなっています。 玄関側…
マンションの天井のひび割れ補修ですが、ひび割れ幅は0.1~0.4mmです。 自由が丘駅のすぐそばにあり、東京では人気のある場所のようです。 賃貸のマンションでありながら、ひび割れについても必ず補修しようという考え方は、建物の価値を大事にする持ち主…
久しぶりの更新です。 連休前にパソコンが故障して、それは大変でした。 バックアップツールでなんとか、どうにかデーターだけは取り戻せましたが いい教訓でした。 小さくてもメーカーですから現場ごとの、役所に提出した出荷証明書などはコピーで文書化し…
国道のバイパスに面した場所です。 一般的にはブロック塀のひび割れには低圧注入工法は費用効果の面からあまり採用されません。 今回のケースは非常に珍しいのですが、私自身も一度は施工してみたいと思っていましたから非常に勉強となりました。 効果が少…
学習院近くの築後2年目のテナントビルです 強い風を伴った雨の時にはひび割れから漏水するとの事 コンクリート粗面が仕上げとなっている建物のひび割れ注入は非常に気を使います。 エポキシ樹脂を漏らしたり、仮止めシールのための染み防止処理等々を行な…
昨日と今日は雨で仕事はお休みです。 先週末にひび割れの補修を一日で終わらせて欲しいとの事で、なんとか終わらせる事が出来ましたのでそのやり方を報告します。 そもそもひび割れ補修の低圧注入工法は基本的には3日間は必要です。 但し下地に傷を付けても…
今週は築後2年目の鉄骨構造住宅のひび割れ注入工事です。 昨年の末頃より原因究明、調査会社での調査等々でやっと工事になりました。 それで原因は解明できたのかと言えば結局はコンクリートの乾燥収縮だとか・・・・・。 高価な費用の調査会社のコメントも…
本当は構造物を守ると言う大事な仕事なのに、この低圧注入工法を専門に生業としている施工会社は殆んどあ りません。 全国で10店はあるのでしょうか・・。 コンクリートのひび割れについてはそれが発生しているからと言って必ずしも構造物が直ちに重大事故に…
今日は雨です。 雨が降ると注入工事もお休みとなります。 今回は前に施工した梁部分のひび割れ注入について報告致します。 ☆貫通しているひび割れなので左右の面の両方にフ ロッグを取り付けて注入します。 ☆充填の確認は下側に樹脂が染みてきたら、そして …
久し振りの更新です。 マンションの大規模改修工事の現場へ応援として入っていたものだから朝早くから遅くまで・・・帰ってきたらとても机に向かう気力が無くなって・・ おやすみ・・。 今回の仕事の目的はタイルの落下防止を防ぐ為に行ないます。 方法は、…
今回は建物を支える梁に発生したひび割れ補修の低圧注入を報告。 建物にひび割れが発生したからと言ってその部分が直ちに崩壊したり、ゆがんだりはしませんが短期的な 大きな力が掛かった場合(地震等)には柱とか梁の場合は崩壊の可能性が大きいと思います。…
久し振りの青空です。 先日から依頼されていたひび割れの見積りを現地にて調査し作ります。 建物は引渡し後2年経過しています。 ひび割れについては全てが瑕疵補償の中に入るとは限りませんが、一般的にはどんな箇所のひび割れであろうとも苦情によっては補…
このブログを始めてから今回で300回目となります。 振り返ってみると、なんと3日に一度の更新をしています。 思いがなかなか叶わないものだから『フロッグの行く先』がさっぱり解らなくなってきました。 目的までは遅々として進まなくても、もしも誰かのため…
前回に引き続き低圧注入工法の問題点について報告します 低圧注入工事の専門店とは・・。 専門店とは何を根拠にと言う事については、それぞれに考え方があると思いますが、私は次のように考えています。 職人さんにしろ会社にしろそれは低圧注入工法を生業(…
このブログではコンクリートのひび割れ補修に於ける低圧樹脂注入工法について、その方法そして色々な 問題点等について報告してきましたが今回はその基本的な部分を報告。 何故微細なひび割れの場合は低圧注入工法なのか 微細なひび割れの中に接着剤を隙間無…
ひび割れの補修に於ける低圧注入工事の仮止めシールの方法としては下地に傷をつけない方法とシール材 を削り取る方法があります。 建築の場合は殆ど剥離性のシールを使用していますが、土木などではエポキシ系のパテなどを使用する場 合が多いようです。 先…
引渡しを2ヶ月前にした建築中のマンションです。 今年に入ってから床面の工事が多くなっていますが何かの流れなのでしょうか。 今回はマンション地下の駐輪場床面のモルタルの浮き部の注入工事です。 この部屋については昨年に切り付け部分からの漏水をフロ…
昨日と今日は食品工場の床面のひび割れ注入でした。 ひび割れてから数年経過していますからひび割れの中にはゴミ、食品のタレが流れ込んでいます。 ひび割れの中にゴミが詰まって入るだけではなく普段は床に水が流れているそうでひび割れの中は水気が ありま…
このブログは開設してから早いもので2年半経過となりました。 ひび割れ補修に於ける低圧注入工法が頼りないもの、不確実な工法と言われる事について、対価に値する 施工方法も行われていますよ、という啓蒙をこのブログで行っている積もりですが、果たして少…
切り付け部分(壁と床部分の接合部)からの漏水については非常に手間が掛かりますがフロッグを使うと確 実に止水ができます。 フロッグ導入路工法と名づけていますが、漏水している部分に溝を造りその部分にネットを装填してその 上にフロッグを取り付けてそし…
鉄骨構造建物の基礎部分のひび割れです。 建築中なのですがどうしたのでしょう、ひび割れが一様に同じパターンで発生しています。 このように複雑な割れ方をしたひび割れには余程注意して仮止めシールを確実に施工する事が大切です。 油断していると枝別れし…