2007-01-01から1年間の記事一覧
写真は現在国内で使用されている剥離性のシール材です。 3タイプのものがあります。 判りやすく分類してみましょう。 1.カートリッジタイプ 1成分型(ポリウレタン系) 特徴ー使いやすいが剥がれない下地が多い。冬場になると磁器タイルのように空気、湿気を通…
写真は注入施工後に剥離性仮止めシール材とフロッグを撤去している状況です。 剥離性仮止めシール材は数社(4社程)で造っていますが、その性能にまずまず合格といえるものは2社だけと思っていますが。 残念ながら、この2社の物も剥離性といいながら全く剥がれ…
写真は県境の奥深い所にある堰堤です。 道路も工事のために造っているので完成後は道なき道を辿らなければ到着しません。 土石流を防ぐ為の堤防のようなものです。 無筋の構造で上流から流れてくる土砂をコンクリートの重量でせき止めるものです。 ひび割れ…
写真はひび割れた部分を横から覗いたものです。 このカメラはボアスコープと言いますがレンズの大きさは直径3mmです。 コンクリートのひび割れたところを横から5mmの穴を空けてひび割れの中を覗いています。 残念ですが慣れない方が見てもどういう風にひび割…
写真は浮き部の注入工事の写真です。 水切りのモルタル面台がコンクリートから剥がれて浮きが発生しています。 浮いている部分の隙間は0.6㎜程です。 注入しているポンプは自動車などに使うグリースポンプです。 不思議なのですが浮き注入の注入ポンプは全国…
写真はフロッグを天井に取り付けた場合の圧力試験です。 赤い色はエポキシ樹脂に顔料をまぜているからです。 天井のひび割れに注入する場合は超低粘度型のエポキシ樹脂を注入するのが正しい方法です。 上に向かって樹脂を注入すると樹脂は時間とともに流下し…
写真は原子力研究所のひび割れ補修です。 久し振りの更新です。 開設以来こんなに長い間空けたのは初めてです。 夏休みと、応援で新潟に行っていました。 この休みの間に久し振りに興味深い2冊の本を読みました。 その中の一冊は黄文雄の『文明の自殺』とい…
写真は新築の女子寮の乾燥室の壁面のひび割れです。 下の写真は注入完了後にフロッグと仮止めシール材を取り外している状況です。 出来るだけ下地を傷を付けないように簡単に外れるようなシール材を使用しています。 ひび割れは隣の部屋に貫通しています。 …
写真はフロッグの圧力試験の方法です。 現在は低圧樹脂注入器具のJIS規格と言うものがありませんから、各社独自の方法でその性能試験を行なっています。 フロッグの場合はガイドラインを超えるとその圧力は急激に上昇します。 ひび割れが深い場合には圧力…
何故こんな箇所にひび割れが発生したのか今までにはあまり経験がありません。 築後1年未満の建物。 10階建ての建物でこの階だけの事。 随分急いで建てたのだから何かの要因が重なったのかと思います。 真新しい壁ですから一滴の樹脂も漏らせません。 目視…
エントランスのフロアーに水を撒くと地下室の天井から水が漏れてくるという珍しい現場です。 建築後1年目の建物です。 フロアーには真新しいタイルが貼ってありますが斜め方向にひび割れが発生しています。 何故こんな場所がひび割れるのだろう。 地下室か…
写真の黒いところはエポキシ樹脂が染みている箇所、白いものは仮止シールが残っている箇所です。 注入時には見えなかった超微細なひび割れも低圧注入で注入すると染みてひび割れが出てきます。 丸くなっている黒いところがフロッグの注入口です。 ひび割れの…
コンクリート打設後6ヶ月のコンクリートの基礎ですが建築中にひび割れが発生しています。 このひび割れの状態はあまり見た事がない、経験した事がない症状です。 コンクリートのひび割れの場合とモルタルのひび割れとでは一見してその違いますが解りますが…
写真はマンションの階段室のひび割れを注入しています。 注入工事よりも圧力を掛けたフロッグを触られるのか心配です。 子供が触れても破裂しないように帰るときには圧力を抜いておきます。 地震のニュースを見ていたら毎年泊りがけで行く米山海岸の民宿のお…
被災者の方の住まい、生活が出来るだけ早く普及する事を祈っています。 公的機関は普及資金も充分に速やかに実行して欲しいものです。 僅かで何んの足しになるのか疑問ですが取りあえず募金をしました。 気になる事の一つは 倒壊している住宅をテレビで見る…
3年前に発生したのにまた近い所での地震はとてもやり切れない事だと心中ご察し致します。 なにかできることがあればと思います。 前回の地震のときは微力ですがボランティアでひび割れ注入を応援させて頂きました。 今は見守るしかありませんが地区の方達は…
今年は空梅雨なのかと思ったら毎日毎日しとしとぴつちゃんの雨。 映画の「シェルブールの雨傘」を見た時には暫くは雨が好きだったのだけれど、今は生活が関係するから厭です。 明日は台風も来るらしくて日曜日の野球も中止です。 台風が来て建物のひび割れ部…
今日は専門から少し離れてテレビでの話し 先ほどのテレビで青少年の犯罪が最近は変わってきたとかの話をしていました。 いつも思いますがテレビにでてくる評論家、コメンティターほどいい加減な人種は他に見ませんね。 最近は暴走族が減ってきたのは若者が携…
雨が降ると建物のひび割れも濡れて小さくなってきます。 低圧注入工事もこんな時は休んだ方がいいのです。 野良猫のクロ君もお見舞いにきてくれました。 「おいちゃん、今日は雨で残飯がないよぉ、なにか食べ物をくれいにゃぁー」 都合のいい時ばかり甘えて…
写真はタイルの浮きの打診です。 コンクリート(躯体)が割れたために表面のタイルも一緒に割れています。 体験から判断するとタイルがひび割れている場合にはコンクリートとの接着は良好と言えます。 タイルとコンクリートとの接着が不良の場合はコンクリート…
写真は戸建住宅基礎(駐車場)のひび割れ幅の測定(クラックスケール) 国道のバイパス工事の場合 街中の国道に替えて郊外を通す新しい国道の工事ですが、整地された土の上に橋桁が延々と続きまるで中東の遺跡のように並んでいます。 道路が付けられていない橋桁の並びに…
写真は剥離性の仮止めシール材で施工したものです。 注入前と施工後は殆ど変わりません。 殆ど無傷で引き渡せます。 都会の運河の傍のマンション新築工事の場合、 地下水が噴出したりで大変な現場です。 地下室のポンプ室の床と壁の切り付け部分からの止水工…
写真はフロッグの圧力試験です。 社務所の上の岩場の大きな石の場合 その岩場は見晴らしがよくて参拝者に人気の所です。 特にお正月には初日が拝めると言う事で遠地からの客も多く見られます。 社務所からは岩に取り付けられている鉄のチェーンをつかまりな…
前回の価格について報告しましたが、例えばひび割れの上をカットしてシーリング材で埋め戻すUカット工法に較べて2~3倍にもなりますがどうして低圧注入工法はそんなに高いのでしょうか。 高価になる一番の理由は低圧工法は工程ごとの時間待ちがあり僅か1…
前回に低圧注入器具の価格の比較をしましたが、その価格差が工事価格にどの程度影響するのかを報告しましょう。 ひび割れの低圧注入は標準的には1M当り4コを取り付けます。 特に大事な箇所であれば中には入らない器具の箇所もあると想定して余分に取り付…
今日は価格の比較を書くつもりでしたが、先に性能比較の結果から報告しましょう。 今回はシリンダータイプのものと空気圧で注入するフロッグの比較です。 自分で開発した商品と古くからあって占有率が比較的に高いものと比較実験をしたわけですが、決してえ…
メーカー別の低圧樹脂注入器具の押し圧を発生させるシステムは次の様に分類されます。 最初の写真にある細長いデザインのものは丁度注射器のようにピストンを押す事によって樹脂を押し入れる方法です。 その押す力を両端の輪ゴムの復元力を利用しています。 …
今日の比較は各社のいいところだけを比較してみましょう。 低圧注入器具は台風時に起きる屋外と室内の気圧の差と同じように器具の中でその圧力を造り出して樹脂をひび割れの中に押し入れる方法です。 その押し入れる力をどのようなシステムで行うのかが各社…
今回は同業他社の低圧注入器具の比較をしてみます。 低圧樹脂注入器具の目的は微細なひび割れから大きなひび割れの中に樹脂を確実に充填できるものです。 基本的な目的はそうなんですが、例えばコーナーの部分にひび割れがあった場合にはその部位に対応でき…
写真とは関係がありませんが。 三重県のバス会社の不動産部門が発売したもので、あまりにもひび割れが多いとかの理由で買値の90%で引き取ったそうです。 先日のテレビニュースで放映していましたが、今時この不動産会社は良心的だなぁと感心しています。 …